言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

障害児施設での働き方&考え方。長く働くためには?

障害児福祉で長く働くためのコツ

放課後等デイサービスで働きたい、
障害のある子どもたちの支援に関わりたい――。

そんな思いを持って福祉の世界に入る人は、とても多いです。
そして、とてもやさしい人が多いのも、この仕事の特徴だと感じています。

一方で、現場で長く働いていると、こんな声もよく聞きます。

・「人間関係がしんどい」
・「評価されている気がしない」
・「やる気の差がつらい」
・「この仕事、向いていないのかも…」

私は言語聴覚士として、長年、放課後等デイサービス(とくに障害の重い子や身体が不自由な子どもたちが通う施設)で働いてきました。
その中で感じてきたのは、支援の大変さよりも、“働き方”や“人との関わり方”でつまずく人がとても多いということです。

この記事では、現場でよく起こる悩みやトラブルをもとに、放課後等デイサービスの現場で、私が何度も考えてきたこと、「障害児福祉で、少しでも楽に、誠実に働くための視点」をまとめてみました。

各章ごとに関連の記事を紹介しています。よかったら読んでみてくださいね。

 

 

 

 

誰が わたしを評価してくれるのか?

「福祉は人の役に立てる大切な仕事です」
これは、よく聞くセリフです。しかし、実際に働いてみると福祉の仕事は、成果が見えにくい仕事でもあるのです。数字で評価されることも少なく「頑張っても誰にも気づかれない」と感じやすいからです。

ただ、忘れがちなのですが、そこには大切な視点が欠けています。

この仕事で、いちばんあなたを見ているのは誰か。

それは、
・目の前の子ども
・一緒に現場に立っている同僚
・保護者

このあたりです。

「評価されたい」という気持ちが強くなりすぎると、

✔ 自分は仕事ができるアピール
✔ 他人のミスへの過剰な指摘
✔ マウントを取るような言動

につながりやすくなります。

福祉現場では、静かに信頼を積み重ねる人のほうが、結果的に評価され続けることが多いと、私は感じています。真面目に頑張っている人のことは、必ず見てくれている人がいます。

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障害児施設で働く人は、どんなタイプが多い?

放課後等デイサービスには、いろいろな人がいます。

・子どもが本当に好きな人
・専門職として関わりたい人
・「やさしさ」でこの仕事を選んだ人
・何となく福祉業界に来た人

そして、正直に言えば「やりたい仕事だけやりたい人」も一定数います。

 

 

 

「やりたい仕事だけ」する人と どう向き合うか

福祉の現場では、
・送迎
・準備
・片付け
・記録
など、目立たない仕事がたくさんあります。

それを避けて、
「私は直接支援がしたいので」
「専門職なので」
と、都合よく役割を限定する人もいます。

そんな人と関わるとき、どうすればよいのでしょうか?
ここで大切なのは、正論で戦わないことです。できることは、

・役割と職域を曖昧にしない
・無理なことは、きちんと断る
・「断る=冷たい」ではないと知る

 

断ることは、やさしさの一つ。これは、放デイの現場で私が学んだ、とても大事な感覚です。

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「言いたいことを言う」のが社会人の基本?

みんなが「言いたいことを言う」のは、職員や施設のためになるのでしょうか?
いいえ。そんなわけないです。

「思ったことは言ったほうがいい」
「言わないと分からない」

たしかに一理あります。しかし、福祉現場は支援よりも人間関係に気を遣う場面が多くあります。言い方・タイミング・相手との関係性。これを間違えると、一気に働きづらくなります。

特に新人さんが気をつけたいのは、
✔ 正論で殴らない
✔ 先輩を無意識に小馬鹿にしない
✔ 曖昧な注意を“人格否定”と受け取らない

注意されたときは、「何を求められていたのか?」を一度、冷静に考えてみることをおすすめします。

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放課後等デイサービスの「温度差問題」

・やる気のある人
・最低限でいい人

この差に悩む人は、とても多いです。しかし、残念ながら他人のやる気は変えられません。変えられるのは、

✔ 自分の働き方
✔ 自分が壊れない距離感

「無意識で迷惑な人」
「善意に付け込んでくる人」
からは、きちんと距離を取ることも、立派なスキルです。

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経験年数が長い人の意見は正しい?福祉現場で煙たがられないコツ

福祉現場では閉鎖的な場面が多くあります。

・感情的な指導
・長くいる人の意見が絶対
・新人は黙って従う空気
が生まれやすいこともあります。

しかし、「経験年数が長い=正しい」とは限りません。むしろ、経験豊かな支援者ほど、変わり続ける必要があると私は思っています。新しいものを全て拒む“お局様”にならないために、大切なのは「自分もアップデートが必要な存在だ」と認めることです。

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福祉職を続けるコツは、「面白がる」こと

障害児支援の仕事は、決して楽な仕事ではありません。しかし、長く続けるためのコツがあります。それは「面白がれる」かどうか、です。

・子どもの小さな変化
・人との関わり
・支援の奥深さ

目の前にいる子どもや、一緒に働く人を「ちゃんと見る」こと。見ないと、面白いことは見つけられません。自分の考えにとらわれ過ぎない。そして「面白がる」。それが、障害児支援の仕事をするうえで大切な土台になるのだと、わたしは感じています。

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まとめとして

今回は、障害児施設で長く働くために覚えておきたいコツを紹介しました。嫌なことに対して、いちいちイライラしていたら、もっと大切なことを見逃してしまいます。今回の記事のポイントは次の通りです。

 

ポイント!

・断ることは、やさしさの一つ
・「言いたいことを言う」のが正義ではない
・他人は変えられない。変えるのは自分
・経験年数が長い支援者ほど変わる必要がある
・福祉職を長く続けるコツは「面白がる」こと

 

放課後等デイサービスは、学校でも、医療でもありません。教育する場所でも、矯正する場所でもない。だからこそ、誠実に、現実を見ながら働く視点が必要になります。

これから障害児福祉で働こうとしている人、いま、少ししんどさを感じている人にとって、この文章が「ひとつの考え方」として届けばうれしいです。

良かったら参考にしてみてくださいね。