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記憶の種類を学べば暗記しやすくなる!心理学的な分類まとめ

記憶とは

 

最終更新:2021.01.12

 

記憶とは忘れずに覚えていることです。記憶にもたくさんの種類や分類法があります。今回は記憶について紹介します。忘備録として活用していただければと思います。

 

  

貯蔵庫モデル

 

貯蔵庫モデルという考え方があります。アトキンソンとシフリンが提唱したもので、感覚的に体に入ってきたものが、繰り返される中で記憶として定着していくというものです。

 

・覚えて
・保って
・思い出す

という過程のことです。

  

※すべてが長期記憶となるわけではありません

 

 

記憶の種類

 記憶も様々な分類の仕方があります。

「覚えていられる時間(時間の長さ)」で分類すると下記のようになります。

 

感覚記憶・・・瞬間的(0.5秒~数秒)
短期記憶・・・15~30秒
長期記憶・・・年単位

 

と長くなっていきます。

 

自分の意志で思い出せるか?」という分類もあります。これが

顕在記憶(けんざいきおく)
⇒ 思い出そうとして思い出せるもの。
「エピソード記憶」

潜在記憶 (せんざいきおく)
⇒ 思い出そうとしても思い出しにくいもの。
「意味記憶」「手続き記憶」

 

感覚記憶

 

情報がそのままの形で、非常に短い間だけれど覚えていられるものです。

 

・視覚的な感覚記憶(アイコイック メモリー)
⇒ 50ミリ秒

・聴覚的な感覚記憶(エコイック メモリー)
⇒ 4~5秒

 

  

短期記憶

短い間は覚えていられる。しかし、時間がたつと忘れてしまう記憶。STM(ショート・ターム・メモリー)とも呼びます。

記憶は「まとまり」として覚えます。まとまりの単位を「チャンク」、まとまりをさらに大きなまとまりにすることを「チャンク化」といいます。

一般的に、記憶の容量は7±2。これは人が一度に覚えられる個数は5~9の間だということ。「マジカルナンバー」ともいわれます。

認知心理学者であるジョージ・ミラー(米)が考案したものです。

 

 

長期記憶

 

いわゆる「記憶」は「長期記憶」を指していることが多いです。年単位や永続的に近い長さの記憶のことです。種類がたくさんあります。

 

・顕在記憶 ≒宣言的記憶≒叙述記憶
⇒ 「エピソード記憶」

・潜在記憶≒非宣言的記憶≒非叙述記憶
⇒「意味記憶」「手続き記憶」

 ※「意味記憶」は顕在記憶に属する場合と、潜在記憶に属する場合とがある。ここでは潜在記憶のひとつとして分類した

 

分類方法によって様々

 

 

 

忘れてしまう理由

 

なぜ人は忘れてしまうのでしょうか?嫌な思い出を抱えては生きていけないからでしょうか?

忘れるのには2つの説があります。

 

減衰説(げんすいせつ)
記憶が徐々に薄れていって、最終的に思い出すこと(想起)が困難になる

 

干渉説(かんしょうせつ)
ある記憶が他の記憶と干渉しあう。その結果、思い出すこと(想起)が困難になる

 

順向干渉/順向抑制
前に覚えたことが次に覚えることの邪魔をすること
ex.1時間目の授業は英語だった。2時間目はフランス語なのだが英文法が頭に残っていて頭がゴチャゴチャする。その結果、フランス語を覚えにくい。

逆行干渉/逆行抑制
後に覚えたもののせいで前に覚えたものを忘れやすくなってしまうこと 
ex.英単語を暗記しているときに1個覚えたら、さっき覚えたものを忘れてしまった。

 

 

どうすれば覚えやすくなるのか?

 

覚えやすくする方法はいくつかあります。

・イメージ化(視覚化)
⇒  ex. 絵で描いて覚える

・物語化
⇒  ex. 歴史上の戦。誰が何をどうやったか?と覚える

・語呂合わせ(文章構成法)
⇒  ex. 富士山の高さ3776m(みななろ)

 

などがあります。型で覚えるよりも、聞いて覚えるよりも、意味を考えながら覚えていった方が頭に入るといわれています!

 

ただ、リハーサルを行うことで 記憶は定着していきます。

 

 

まとめとして

 

今回は記憶について心理学の角度から紹介しました。意外とあいまいになりやすい記憶。子どもの様子をみるときにも手助けとなる知識です。子どもの評価をするときに気しておくとよいです。

  

 

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