いろんな領域の発達段階をまとめてみました
最終更新:2020.12.26
発達にもたくさん種類があります。「からだの発達」や「知的な発達」。「食べる力の発達」もあります。種類が多すぎて頭がこんがらがってしまいますよね。
しかし、すべての発達段階を覚えている人なんていません。安心してください。発達のだいたいの流れをつかんでおいて、時々細かい年齢などを確認すればよいのです。
今回は、様々な発達段階(年齢)をまとめて紹介します。
身体の発達
2つに分けられます。
・粗大運動(そだいうんどう)
⇒ 体の大きな動き
ex.立ったり座ったり、体幹を保ったり
・微細運動(びさいうんどう)
⇒ 手先の動きなど
ex.物を持つ、つかむ
粗大運動の発達
微細運動の発達
知的な分野の発達
知能が関係する領域です。知的な力は、その他の領域の発達の土台となります。
知的発達
知的の発達とは、生活するうえで、様々なことを判断して処理していく力のことです。
遊びの発達
遊びにも発達があります。一人で遊べるようになってから、他児とも上手に遊ぶことができるようになります。
感覚器の発達
感覚器とは目や耳のことです。生まれてすぐに機能しているわけではありません。意外に思われますが、徐々に見えるように、聞こえるようになってくるのです。
耳の発達
耳の聞こえの発達には2つの種類があります。
・聴力
⇒ どのくらいの音が聞こえるか?
・聴覚
⇒ 音の意味が分かるか?
聞き分けられるか?
目の発達
目の発達にも2つの種類があります。
・視力
⇒ どのくらい見えているか?
・視覚
⇒ 見て理解できるか?
見分けられているか?
食事に関する発達
食べることに関する発達です。意外と見落としがちな領域なので押さえておくと介助の助けになります。
歯は徐々にはえてきます。何となくの順番はありますが、個人差がとても大きいです。
食べる機能の発達
はじめは母乳を飲むだけだった子が固形物を食べられるようになっていきます。舌や口唇などを使うのが上手になっていくからです。それらの力を獲得していくことが「食べる機能の発達」なのです。
乳歯の発達
永久歯の発達
読み書きの発達
読み書きの発達は、手や目の動き(発達)も大きく関与します。書くまでにもたくさん手を使うことが欠かせません。
読み
書き
数の概念を理解(獲得)する年齢は?足し算・引き算ができるのはいつから?
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参考資料:1日に必要なもの
様々な計算方法がありますが、ここでは一般的に使われているものをあげます。子どもの状態や障害・疾患などによっても変化します。特に肢体不自由児は健常児と異なるので注意が必要です。
エネルギー量
水分量
まとめとして
今回は「発達段階」について紹介しました。
これで頭の中も少し整理できましたでしょうか?忘れた頃にまた確認してみてください。ほかの領域も順次更新していきます。
参考資料
◆ハピニィ 乳幼児健康診査の手引
https://www.hapiny.niigata.jp/download/h27_kennsinn_syuusei5.pdf
◆子ども家庭総合評価票 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/sisetu/musashino/22/syakai/sodachi_sodate07-2-06.pdf
◆感覚器の成長・発達
バイオメカニズム学会誌,Vol. 32, No. 2 (2008)
◆『小児の摂食・嚥下障害』
日本摂食嚥下リハビリテーション学会編集
医歯薬出版株式会社
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