言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

放課後等デイサービスの「一般」「重心」の違いって?

放課後等デイサービス

最近、よく耳にするようになった「放課後等デイサービス」。

障害を持つ子が学校が終わった後に通う施設です。

障害児といっても いろんなタイプの子がいます。

ざっくりとですが、放課後等デイサービスは障害の種類で通える場所が分かれています。

・一般 放デイ

・重心 放デイ

それぞれの違いをみていきましょう。

ここでは、実際にどちらの施設でも勤務経験のある言語聴覚士(ST)の視点で説明をします。

 

 

「放デイ」って?

「放デイ」とは「放課後等デイサービス」のことです。

長い名称なので、みな「放デイ」と略して呼んでいます。

 

 

「一般」と「重心」の違いは?

同じ放課後等デイサービスでも結構、違いがあります。

 

一般 放デイ

一般 放デイとは「重症心身障害ではない障害児」が通う放課後等デイサービスのことです。

重症心身障害ではない子たちが通っています。

・発達障害(自閉症など)

・ダウン症

車イスに乗っている子は少ないです。

外でもなかでも走り回っている!そんな子たちばかりです。

活動は どちらかといえばアクティブなものが多いです。

・公園

・お出かけ

・プール

などが放課後等デイサービスで人気の活動です。

室内系では、調理活動や工作活動、お絵描きなどを好む子も多いです。

 

動き回る分、ケガやトラブルも日常的にあります。

また、食事もあっという間に食べ終わってしまう子たちが多いです。

その分、支援や援助はしっかりとしておきたいです。

 

言語聴覚士(ST)が発達検査や言語検査を行っている放課後等デイサービスもあります。

全国にある放課後等デイサービスの 大多数が「一般 放デイ」です。

発達障害と比べるとですが肢体不自由児は数が少ないのです。

 

 

重心 放デイ

重心 放デイとは「重症心身障害児」が通う放課後等デイサービスのことです。

重症心身障害児とは「歩けない」「喋れない」等の重い状態の子たちを指します。

疾患や障害、診断名ではありません

行政で使うための便宜上の名称です。

重心(じゅうしん)と略して呼ばれることが多いです。

 

放課後等デイサービスでの活動は、散歩や博物館等へのお出かけ、室内遊びなどがあります。

トランポリンやシーツブランコ等のアクティブな遊びもありますが、室内で感覚遊びや工作活動など、活動の種類もたくさんあります。

 

基本的に移動は車イスやバギーです。

乗り降りは介助です。

どのくらい助けが必要か?は子どもによって異なります。

 

食事も同様に介助が必要。

ただ食べさせればいいというわけではありません。

食べ方が十分に育っていない子もいますし、口から胃までの道が健常児と異なる子もいます。

事故のリスクが増えるので適当にあげられません。

その場合は、言語聴覚士や歯科医師、栄養士などに相談するとよいです。

 

 

働きたいと考えている人へ

放課後等デイサービスにも種類があるのか・・・。

どっちがいいの?

働くときの決め手となるであろう「違い」を紹介します。

 

労働としての違い

どちらも身体を動かす仕事がメインです。

遊びを通して子どもの発達を促すという点は一緒です。

しかし、労働として考えると少しだけ違うところがあります。

「一般」は活動中、子どもを追いかけたり、一緒に遊具に乗ったり。

結構、身体を使った遊び(支援)をする機会が多くあります。

「重心」は車イスからベッドや床へ抱っこして移動する等、介助で身体を使うことが多いです。

・走るなんて無理
・腰が痛くて誰も抱っこできない
・しゃがむことができない

そういう人は働き始める前に施設側に確認をとっておくことをオススメします。

 

どちらで働きたいのか?

わたしは これまでいくつかの放課後等デイサービスで働いてきました。

スタッフによって「一般 放デイ」も「重心 放デイ」も 会う・合わないがあります。

仕事でも「たくさん身体を動かしたい!」「子どもたちとお喋りがしたい!」という人は「一般 放デイ」、「ゆっくり・じっくり関わりたい!」「喋れないかもしれないけれど、やり取りを楽しみたい!」という人は「重心 放デイ」が合うのではないでしょうか?

どちらがやりたいのか決まっている人は、両方やっている施設という選択肢もあります。

その際には、「こっちでやりたい!」と働き始める前に伝えるとよいです。

 

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まとめとして

今回は、放課後等デイサービスの「一般」「重心」の違いについて説明しました。

2つの違いは「どのような子が通っているのか?」です。

 

働きたいと考えている人、お子さんを通わせたいと思っている人。

いろんな人がいるはずです。

障害児だって いろんなタイプのお子さんがいます。

どんな子たちに会いたいか?

それで選んでみてください。

施設によっても特色がいろいろあります。

 

さらに、同じ「障害」を持った子でも 「タイプが違う子」がたくさんいます。

それを忘れないようにしたいです。

 

よかったら参考にしてみてくださいね。