言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

骨髄バンク:ドナーの思いと患者からの手紙

患者さんからの手紙

以前、わたしは「骨髄バンクのドナー」になって骨髄を提供しました。

ドナーの流れは、このブログでも紹介しました。

今回は、ドナー終了後に移植した相手から お手紙をいただいたときの話しをしたいと思います。

骨髄バンクでは、移植後に患者さんと決まった回数(2回)だけ やりとりすることができます。そこには細かな決まりがたくさんあります。

 

・お互いの素性を表すことはNG
・ネットや SNS などで公表してはいけない
・相手のことが分かるような書き方はダメ

 

わたしも術後に患者さんから手紙をもらいました。

今回は、手紙を頂いたときの素直な感想を紹介していきます。

・相手からもらえる手紙って?
・すぐに仕事復帰ができたのか?
・ドナーと患者さんの交流はあるのか?
・周囲の反応はどうだったのか?

今回の貴重な体験で、わたしが感じたことをお話ししたいと思います

 

 

骨髄移植って何?

病気などが原因で「うまく血液が作れない」ことがあります。

そういう人が 他人から「血液の元(工場)」を分けてもらうことで回復を狙う手術のことです。

血がつながっていない他人でも、血液の型が合えば手術を行うことができます。

 

自分に合った血液データが見つかれば、その人に「本当に移植してくれるのか?」の意思確認をして、検査を行って、移植に進むのです。

登録

調整

検査

実施

※詳しくはこちらの記事もご覧ください

www.hana-mode.com

 

 

患者さんの交流はできるのか?

患者さんと やりとりすることは 原則、禁止とされています。

自由に交流をしてしまうと「問題」が起きることがあるからです。

・上手くいかなかったのは お前のせいだ!と責められる

・お金を払うので もう一度、移植をして欲しいと言われる

相手の顔が見えてしまうと金銭のやり取りが生じたり、事件が起きたりするかもしれないからです。

 

手紙のやり取りはOK

禁止ばかりですが、例外があります。

ドナーとレシピエントの間で2回だけ手紙を送り合うことができるのです。

 

これは強制ではありません。

ドナーから手紙を送ることもできます。大多数のドナーはレシピエントさんからの連絡を待つと思います。

しかし、手紙がもらえる確率は6割だそうです。

レシピエントさんの術後、様態が思わしくなかったり、筆不精だったりすると手紙のやり取りがないのかもしれません。

 

わたしにも手紙が届いた!

わたしはというと・・・

移植後、しばらくしてからレシピエントさんからお手紙を頂きました。

・順調に回復していること
・普通(に近い)の生活が送れるようになったこと
・現在やっていること

などが書かれていました。それとともに感謝の言葉をいただきました。

 

手紙を見たとき、すごく「ホッ」としました。

レシピエントさんが回復できてよかった。

それまで「わたしがドナーしたせいで、レシピエントさんの様態が崩れていたらどうしよう」と考えていました。

 

もしも返事が来なかったら

移植後に いろいろ悩んだり、手紙が来なくても落ち込んだりする人がいるかもしれません。

相手の状況が分からないので、こちらからどうこうすることはできません。

ドナー側から「どんな感じ?」と手紙を出すこともできますが、相手のことを思うと躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。

 

どこかの記事で「ドナーをして悩む人がいる。そういうときは「自分は良いことをした」くらいに軽く考えていればいい、と書かれているのを読みました。

 

わたしたちは過度に素晴らしいことをしたわけではありません。

たまたま「いま」わたしたちができたことをしただけ。

「良いこと」をしたから自分も天国に行けるかな、くらいの気持ちで過ごしていたほうが気が楽なのではないでしょうか。

その記事を読んで、わたしも「そうだよなー」と、ちょっとスッキリしたのを覚えています。

 

 

今回感じたこと

ドナーの登録から移植の実施、術後などなど。

どれも 初めての経験ばかりでした。

今回の貴重な体験で感じたのは「やってよかった」ということです。

移植から1年たって希望すれば、再度、ドナーになることができます。

次回、希望するかどうかは、まだ決めていません。

 

今回、感じたことをいくつか書きたいと思います。

 

周囲からのことば

骨髄バンクのドナー体験を人に話すと「すごいね」と言ってもらうことが多かったです。

まあ、それ以外に返す言葉はないのかもしれませんが・・・。

 

少し引っかかったのが「せっかく痛い思いをしたのだから患者さんが助かるといいね」という ことばでした。

 

そうじゃない。

わたし的には「ドナーをやらせていただいた」感じの方が強いのです。

 

周りのスタッフのこと

移植にあたって、数日間、入院をしました。

その間、様々な医療スタッフのお世話になりました。

なかでも看護師さんと接することが多かったです。

「看護師」といっても様々なタイプの人がいました。

・あからさまに事務的な人

・感じの良い人

・うわべだけ感じの良い人

入院中はすることがなかったので「どんな人が感じが良いのだろう?」と考えていました。

そこで気づいたのは 患者さんのことをちゃんと見てくれる人だと思いました。

知識や技術よりも、こちらを気にかけてくれる人には好感を持ちます。

それってリハビ-リ職・支援職にも同じことが言えるのではないでしょうか?

そんな、自分への戒めを感じながら暇な時間を過ごしていました。

 

 

まとめとして

今回は骨髄バンクの「術後に考えたこと」「患者さんからの手紙」について書いてみました。

 

ドナー体験で得られるものが多かったです。

骨髄バンクに少しでも興味を持った方はホームページをチェックしてみてください。

よかったら参考にしてみてくださいね。

 

◆ドナー体験の流れはこちらの記事もご覧ください。

www.hana-mode.com

 



 

 

 

手紙のはなし
先ほども説明した通り、ドナーとレシピエントの間で やり取りをすることができるルールがあります。