言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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放課後放課後等デイサービスで言語聴覚士なんてやってられない!

経験の浅い言語聴覚士(ST)へ

放課後等デイサービスの仕事がつらいときと思ったときに

 

 

放課後等デイサービスで働いていて辛い!
 
放課後等デイサービスで長年(といっても7、8年目ですが・・・)勤務している私が「なぜこんなに長く続けられたのか」考えてみました。

結果から言ってしまうと周囲の反応をあまり気にしなくなったからだと思います。

「言語聴覚士(ST)は喋れない人を喋れるようにする人でしょ」という悪気のない視線。しばらくして「STって大したことができないんだ」という軽い落胆、などなど。
STに直接言ってくる人はあまりいませんが、「そんなふうに思っているんだろうな」と肌でひしひしとかんじることはあります。もちろん被害妄想的だとは思いますが・・・。

では、実際に、嫌になるケースと、その対応をみていきたいと思います。
 
 
 
放課後等デイサービスとは
 
その前に、放課後等デイサービスとはどんなところなのでしょうか?
 
 
不安で押し潰されそう
 
放課後等デイサービスに入職したら、その事業所で初めてのST(専門職)だった、ということがあるかもしれません。PTやOTもいるけれど、月1回来るだけで、あまり相談もできない。
経験の浅いスタッフの場合、自分の技術や知識に不安がありますし、どのように他の職種と接すればよいのか迷うことがありかと思います。不安や責任で押し潰されそうになりますよね。
 
 
 
負の連鎖
 
・関わっている子どもの発達が進まないのは私がよい支援をできていないからだ
 ↓
・そもそも、支援も訓練もできているのか?
 ↓
・保育スタッフや保護者からの相談にも、ちゃんと応えられているのか?
 ↓
・みんな、私(ST)のことを「役に立たない」と思っているに違いない
 ↓
・私よりも他のSTの方がよかったのではないか?
 ↓
・私はダメだ という悪循環に陥っていないでしょうか?
 
 
 
すべての原因がSTにあるとは考えにくい
 
実際に、個別訓練をして子どもに発達の伸びがみられたとしても「訓練のおかげ」良くなったのか、元々、その子が持っている力で」良くなったのか、判断しづらいことが往々ににしてあります。その逆も同様です。長い間、その子と一緒にいることで“みえてくること”もたくさんあります。そこから仮説を立てて支援に結びてけていくことで、良い方向に向かうこともたくさんあります。
 
 
 
放課後等デイサービスで感じる「しんどさ」
 
放課後等デイサービスで働いていて「辛い!」と感じることはどんなことなのでしょうか? 
 
 
そもそもSTに求めるものがあまりない
 
保育スタッフからSTに対して「PTやOTの方が役に立つ」と思われていようが、気にしない。
→今、自分ができることから、コツコツと誠実に積み上げていくことが大切です。急に「役に立つ」職種と思ってもらうのは難しいです。
 
 
 
自分の知識や技術に自信がない
 
→まずは、「嚥下」「コミュニケーション」「ことば」などの、自分の得意な分野や興味のある分野から攻めていく。そういう分野から、子どもを丁寧にみていくことで「自分に足りていない知識や技術」がみえてきます。その場合には、勉強すればよいのです。興味のある分野なら、勉強も苦ではないはずです。さらに勉強を続けていくと、他の分野と重なる部分にぶつかります。その重なった部分が曖昧だったら、また勉強し直してみる。
 
そういうふうに勉強を進めて、理解を深め、実際の評価などに活用してみることで、気がつくと周囲のスタッフから「この分野はSTに聞けばよいのか」と認識してもらえるようになってきます。
 
 
  
やりたい分野とは違うものを求められる
 
→興味がなくても、施設側から求められる分野もあると思います。その場合も、最初はあまり乗り気でないかもしれませんが、気づくと、職場での“第一人者”になっているものです。
 実際に、私も養成校時代には「摂食・嚥下」の分野にまったくといっていいぼど興味が持てませんでした。いざ、働き出すと、施設側から一番求められるものが「摂食・嚥下」でした。そのため、勉強したり、研修を受けに行ったり、認定士の資格を取ったりしました。必要に迫られると意外と頑張れるものです。
 
 
 
STは、周りと協力することで、より輝く職業
 
「気にしない」というのは、なんだか無責任な考え方のように思うかもしれません。真面目な人ほど、そう思ってしまう傾向があります。しかし、考え方や頑張り方のベクトルの向け方を意識することで、自分の仕事っぷりも変わってきます。

まずは、意識すること。相手の考え方を変えようとするのではなく、自分自身の考え方を変えるのです。

STは、一人では大したことはできません。

PTやOTなど近い職種の力を借りながら、保育職や医師・歯科医師と連携をとることで、輝ける職種だと感じています。一人じゃ何もできないことも「気にしない」。

助けてもらいながら進んでいく。こう考えると、楽になります。