私の勤めている施設も、新型コロナウイルス対策として、職員も勤務の形態が変わってきました。これまでは、時差出勤もしくは車出勤を自分で選べていました。私は自社出勤を続けていたのですが、緊急事態宣言発令後、在宅勤務(在宅ワーク)に切り替わりました。気管は今のところ未定です。今回は、在宅勤務をやってみての感想です。
なぜ在宅勤務に変わったのか?
私は、普段、電車通勤をしています。そのため、感染リスクが高くなります。
もしも、私が感染したら、子どもたちにうつしてしまうことになります。
支援者を媒介とした感染。
私の職場には様々な障害の子がいます。
なかには、風邪や病気が重症化しやすい子もいます。
今回の新型コロナウイルスで重症化しやすくなるのかは、まだ分かりません。
大事をとって、在宅ワークになったのだと感じています。
在宅勤務とは?
そもそも在宅勤務とは何か?総務省によると下記の様に位置づけられます。
在宅勤務
所属するオフィスに出勤せず、自宅を就業場所とする働き方です。通勤負担が軽減されることに加え、通勤に使っていた時間を有効に活用することができます。
通勤負担が軽減されることにより、育児・介護期の従業員のキャリアの継続、また、障がい等により通勤が困難な従業員の就労継続に効果的です。また、そうではない従業員に対しても、趣味や自己啓発の時間等の、プライベートの時間が創出しやすくなるといった効果があり、ワーク・ライフ・バランスの実現を図ることができます。
総務省HP
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/
言語聴覚士の在宅ワーク
今回だけでしょうが、はじめての在宅ワークです。
年度始まりなので、やることはたくさんあります。
・個別支援計画(専門職)作成の準備
・新年度用資料の作成
・昨年度のデータまとめ
・新年度の検査計画作成
・新人研修資料作成
などなどです。これに加えて、時間があれば自分の勉強も進めていきます。
自宅で、これらを進めていきます。在宅勤務。なんだかかっこいい。
今はまだ、自分の中で在宅勤務が目新しさを楽しんでいる感はあります。
それでは、現在私が感じている、在宅勤務のメリット・デメリットをあげていきます。
メリット
①感染リスクの低下
これが第一だと思います。毎日ドキドキしながら通勤しているのもつらいです。
外からウイルスを持ち込まない。家族にもうつすリスクが下がるのは安心感があります。
↑ 感染予防のため、こんなふうに席を開けて座りたいのですが・・・難しいです。
新型コロナウィルスに対して期待されている薬も出てきました。アビガン(ファビピラビル)という抗インフルエンザウイルス剤です。しかしこの薬には副作用があります。
本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと
KEGG DRUG Database
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066852
妊婦だけでなく、夫婦で妊娠を考えている男性にも高いリスクがあります。
本剤は精液中へ移行することから、男性患者に投与する際は、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)するよう指導すること。また、この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと
KEGG DRUG Database
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066852
②集中できる
職場と違って電話が鳴らないので、自分のペースで仕事ができます。私は、Skype等を使った会議などもないので、とても気楽です。仕事環境を整えることができれば、仕事ははかどります。
さすがにパジャマは着替えますが、通勤するときと比べると、服装も気を使わなくてもOKなので楽です。
③通勤時間がかからない
これは大きなメリットです。福祉施設で駅から近いところは少ないと思います。
自宅から職場までの距離も遠い人が多いのではないでしょうか。
通勤時間の全国平均は1時間19分となっています。
(平成 28 年社会生活基本調査総務省 統計局『生活時間に関する結果』より)
下記は都道府県別の通勤・通学時間ランキングです。平成28年(2016年)のものです。
都道府県別通勤・通学の行動者平均時間(平成28 年)
平成 28 年 社会生活基本調査 総務省 統計局
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou2.pdf
往復で1時間19分(79分)なので、片道約40分です。
私は往復3時間強、片道90分なので、
90分×2回(往復)×20日(勤務日数)=60時間(2.5日)
毎月、通勤に費やしていることになります。
これを、1年で計算してみると・・・
60時間(2.5日)×12日 =720時間(30日)!
泣きたくなってきました。
年末年始とGW分を引いても、ざっくり700時間(29日)
そう考えると、在宅勤務はありがたいです。
デメリット
① 時間管理
・長時間労働になりやすい。在宅ワークになる前は「時間がたくさん余るんだろうな」と考えていました。しかし、いざ働き始めると、いつも以上に働いてしまうことがありました。普段は残業は極力しないようにしているのですが・・・。時間管理をしっかりとしないといけません。ダラダラやっていては、仕事が終わらないですし、乗ってきたからと言って、いつまでも仕事を続けていても終わらなくなります。生活と仕事の線引きが曖昧になりやすいです。
よく在宅ワークは「ライフ・ワーク・バランス重視なら最高」といわれますが、正確には「時間をしっかり管理できるならば、ライフ・ワーク・バランスも重視できるし最高」なのではないかと思っています。生活と仕事の線引きはしっかりしないと疲労してしまいます。
②不安
他者と一緒でないと不安を感じる人にとってはデメリットか。
私はそんなことは感じないので悠々自適に仕事をこなしている感じです。
③子どもと会わない
在宅なので、実際に子どもと会うことがありません。
言語聴覚士は、子どもと向き合ってなんぼ、という商売です。
これは大きなデメリットです。
まとめ
・在宅勤務とは、
・STとしての仕事は、様々な「資料作成」「準備とまとめ」
・メリット
① 感染リスクの低下
② 集中できる
③ 通勤時間がかからない
・デメリット
① 時間管理
② 不安
③子どもと会わない
在宅勤務に変わって、まだ一週間ですが、気楽ですし今のところ順調です。
投稿:2020年4月10日
更新:2020年4月17日
1週間たって感じたこと
一週間たって、やるべきことが少しずつ見えてきました。
在宅勤務・自宅待機のスタッフ同士、連携を取るようにしたのです。
その取り組みはこちらから。
www.hana-mode.com