はじめての在宅勤務、まだ終わっていないけれど感想をまとめてみた
緊急事態宣言が、日本の全地域で終了しました。今回、私は放課後等デイサービスで働く言語聴覚士(ST)として、期間中、在宅勤務をしていました。そこで感じたことをまとめてみました。
在宅勤務の指示が出される【4月4日】
今回の新型コロナウイルス対策では、緊急事態宣言が発令されました。放課後等デイサービスは、様々な障害を持った子たちが学校が終わってから過ごす場所です。
その学校自体が基本的に休校となりました。そのため、学校にいけない子たち、特に家で過ごすことのできない子たちは、放課後等デイサービスや学童などを活用することになります。
しかし、今回の緊急事態宣言の中に、不要不急の外出、県をまたいでの移動を極力避けるよう通達がありました。私も遠距離通勤組なので、感染防止のために在宅勤務&自宅待機が言い渡されました。感染防止もですが、大人が感染の媒介とならないため、という意味合いが強いのですが・・・。
在宅勤務開始【4月6日~】
初日に考えたことが「さて、何しよう」でした。放課後等デイサービス勤務の言語聴覚士(ST)とはいっても、基本的に対人援助職です。目の前に子どもがいてなんぼ、という職種です。
緊急事態宣言も、いつ終わるのかはっきりしません。だからといって、出歩くわけにもいきません。「さて、何しよう」
ストレスがかかる原因は下記のようになものが考えられます。
ストレスはこれで溜まると聞いて意外な5つのもの
・あらゆる我慢・趣味
・恋愛
・人付き合い
・何もしないこと
WORKPORT plus+
https://www.workport.co.jp/plus/articles/1490
しばらく職場に行くことはありません。仕事もほとんどもらわずに在宅勤務が始まります。
私が勤務する施設では、約半数のスタッフが在宅勤務or自宅待機となりました。勤務と待機の違いもあやふやなのですが・・・。
在宅勤務中、何をしたのか?
なので、今回は在宅組のスタッフを巻き込むことにしました。
勉強会をしよう。
しかし、集まることはできません。テレビ電話などオンラインでやり取りするのも、うまくいきそうにありません。そのため、メールを使うことにしました。任意で参加者を募ったうえで、
・メールでのやり取り
・みんなから質問を募って、まとめた答えをメールで返す
・メーリングリストではなくメールマガジンの配信
・内容は「いまさら聞けない」基本的なこと
というかたちにしました。
・毎日2通(平日のみ)
・画像なし
という縛りにしました。
◆どんな感じだったか?
内容的には
・障害の基礎知識
・子どもたちの卒後について
・筋緊張とは
・食事介助の基本
・声かけ
などに加えて
・いま世間の放課後等デイサービスはどうなっているか?
も加えてみました。
1つの記事を1,500~2,000文字程度、朝昼の2通。
1か月半で約50通になりました。評判はどうだったか?まだ分かりません。半分以上自己満足です。もしも自分がメールを受ける側だったら、こんなに大量メールは・・・とも思います。しかし、
・毎日やることができた
・書く練習になった
という経験ができたのは本当にありがたかったです。
途中経過【4月17日】
在宅勤務が始まってすぐのころに書いた記事です。特にまだ何も進んでいないことが読んでみて分かります・・・。
急事態宣言が終わってから
メールマガジンの配信は、緊急事態宣言終了とともに終わりにしました。
しかし、施設側も準備があるため、すぐに勤務が始まるわけではありません。
では、今は何をしているのか?
正直、いま何をしようか迷っているところです。
とりあえずは、新学期?にそなえて、発達検査や評価の準備をしたり、知識を蓄えたりしています。
期間中、気をつけたこと
在宅勤務の期間、様々なことを考えました。このような勤務形態で良かったこと、悪かったこと、気を付けたことをまとめました。
良かったこと
・自分の好きなペースで仕事や勉強をすることができた
・時間を好きに使える
悪かったこと
・電車通勤が好きではないことに気づいてしまった
・ブランクが空いてしまったこと
気をつけたこと
・ペースを崩さないようすにる
⇒ 早寝早起き。仕事の時間をしっかり決めて行う。
これは意外と大切だと感じました。いろんな人が言っている通り、在宅勤務では、仕事をダラダラやってしまいがちです。気づくと8時間以上働いていることもありました。私の場合は、勤務時間(開始時間と終了時間)の指定はなかったので、早い時間から仕事を始めて、夕方からはゆっくりするようにしました。
・散歩をする
⇒ 不要不急の外出はしないように言われていました。しかし、まったく外の出ないと気を病みます。アウトドア派でなくても、日の光を浴びないと気が滅入ってしまいます。毎日ではありませんでしたが、必要なものの買い出しの他にも、人気のない時間帯に少しだけ散歩へ出かけるようにしていました。
・自分のせいだと思わないようにする
⇒ 私の職場でも近くに住んでいる人たちは勤務を続けています。申し訳ないと感じてしまいます。しかし、必要以上に「申し訳ない」と思ってばかりいると、これも気が滅入って何もできなくなります。「いま自分ができることをやろう」としか考えないようにしました。
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