言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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STにできることといったら「提案」「助言」くらいなのか

STには何ができるのか考えてみる

放課後等デイサービス(放デイ)で働く言語聴覚士(ST)は、自分の思い通りの仕事が出来ずに悩んでいる方も多いと思います。ひとつの要因として、放デイの活動は、療育というよりは保育が中心だからということがあげられます。

では、STは何が出来るか?   私は「保育と療育の擦り合わせ」なのではないか、と考えています。  

 

すり合わせのきっかけに「提案」をうまく使おう

保育では、子どもの“気持ち”に寄り添うことが重視されます。子どもがパニックを起こしたり、固まってしまったりした時に、気持ちが切り替わるのを「待つ」ことがあります。中には、ただ待っているだけの保育スタッフがいるかもしれません。  

そういう時には、STが代替えの案や構造化などのアプローチを提案することが出来るかと思います。  

子どもが「次の行動に移りやすくする」お手伝いをする。

例えば、片付けを拒む子に対して「よーいドンで玩具を箱に入れよう」「お化けがいるから、そーっと玩具を箱に入れよう」と提案することで動き始めてくれる場合があります。このやり方で「片付けられたという成功体験」を積んでもらうこともできます。ただ、この場合「なぜ拒否をするのか?」という根本的な部分にアプローチをかけないと、その場をやり過ごすための手段となってしまうこともあります。

 

施設によってもSTの役割は大きく変わるはず

検査や訓練を思う通りに出来ないけれど、保育の中で、その子の理解度や発達段階に合わせたやり方や声かけの方法をやってみることは出来ます。それらを保育スタッフに提案したり、個別支援会議で伝えたりしていきます。

今後、放課後等デイサービスの法律が変わってくる可能性が高いです。徐々に専門職としての働き方も変わってくると思います。  

今は腐らず、知識を蓄えたり、子どもを見る目を養ったりして、来る時に備える時期なのだと日々、自分に言い聞かせています。

 

助言について改めて考えてみる

私たちSTは、様々な人に助言をする機会があります。相談に対する助言や紙面で助言を出すときに、「言葉足らずで正確に伝わっていなかった」という経験は誰にでもあると思います。なかなか、うまく伝わらない。気をつけていることは、その人によって違うと思います。

・偉そうな助言にならないようにしなくちゃ

・この人(読み手)の癇に障らないような書き方にしよう

・まわりくどい伝え方はやめよう

悩むと、ドツボにはまっていきます。

 

伝え方がうまい人とは

伝え方がうまい人には、共通して意識していることがあります。それは、相手は誰なのか?を考えて、伝えたり書いたりするということです。 読み手のことを考えていない説明や文章は、相手を置いてきぼりにします。

誰が聞いて(読んで)くれるのか?相手は誰なのか?によって内容も書き方も変わってきます。相手がどう職種であれば「専門用語」を使った方がスムーズにです。しかし、他の職種や不特定多数に向けてであれば、誰が読んでも分かりやすく表現する必要があるのです。

 

何を伝えたいのか?

特に紙面の場合、日本語がおかしいと伝わりにくくなります。一文がやたら長い、主語が分からない、話し言葉で書いてある、「てにをは」がめちゃくちゃ、接続詞がいいかげん・・・。いろいろあると思います。しかし、私たちセラピスト、特にSTは日本語を意識的に、丁寧に使っていきたいものです。

口頭で伝える場合も、相手を意識する必要があります。保護者や他職種が言われて嫌な感じがしないことばの使い方を心がけていれば、相手も聞く耳を持ってくれやすくなります。知識のひけらかしなんて、もってのほか。

相手あってのST。当たり前のことですが、とても大切なこと。