言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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その場限りの支援になっていませんか?支援に必要なこととは

何を目的とした支援なのか?  
日々、子どもたちと関わっていると、様々な課題がみえてきます。支援方法も、様々な職種から様々な方法が提案されると思います。  
 
どんなステキな支援であっても、その場限りになってしまってはもったいない。頭では分かっているけれど、支援がつなげられていない。これらは、年に数回行われる、個別支援会議などでよく話題になるのではないでしょうか? 「その場限り」の支援になるか? 「先を見た」支援になるのか?  

 

例えば、「終わり」が苦手な子の場所。毎回、帰りの会や送迎の時間になると泣く子がいたとします。その子が好きな遊びを提案したり、好きな音を聞かせたりすれば泣き止む。「泣き止んだ。よかった」で終わりにしてしまうと、支援はそこで終わってしまいます。それではもったいない。
 
 
「その場だけ」の支援から「先を見越した」支援へ  
好きな遊びや音などの力を借りて、泣き止んだのであれは、次に同じような場面があれば、それをまたやってみる。この「泣かなくっても乗り越えられた」というこ事実が記憶として、その子に残っていく。徐々に、遊びや音などを減らしていく。そういった繰り返しと記憶が自信につながっていきます。  
 
さらに、この子は「終わり(終点)」の理解が弱いのかな?と仮定して、普段の遊びの中に、意識的に、終わりの分かりやすいものを取り入れていきます。  
 
終点。
 
分かりづらい言い方ですが、
 
ビー玉を缶に入れたら(始点)→ガタンと音が鳴った(終点)
 
というような単純な遊び方をしてみるのです。
 
その他にも、スイッチを押したら音が鳴った、スライドさせる積み木を動かなくなるまで移動させた、などが考えてられます。
 
朝の会(始点)→帰りの会(終点)という、長いスパンでの終始点もありますが、ここでは、時間的にも、もっと短いスパンの終始点を意識して支援を行っていくほうが良いです。  終わりが分かる、ということは、物事の区切り目に気づくということ。予測を立てる力にも関わってきます。
 
 
支援の目的を考える
 少し難しい話しになってしまいました。しかし、支援を行う際に「なぜ、自分はこういう支援方法を行うのか?」「この支援方法を行うとその後はどうなる?」と考えていくことは大切です。今後の支援の方向性にも関わってきます。  
 

その場限りの支援は、支援者から嫌われがちです。しかし、そういう支援方法で、課題を乗り越えられた経験が、その子の中に記憶として残っていって、積み重なっていくことがあります。そういう成功体験が自信につながっていくのであれば、「その場限りの支援」も捨てたもんじゃありません。

 

あなたは、なぜその支援を行っていますか?