言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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障害児保育の支援計画を専門職が書くときのポイントとは

個別支援計画とは?

 

障害児保育、通所施設では必ず個別支援計画を作っています。基本的に保育職が作ることが多いのですが、人の関係で専門職が書かなれればならないケースもあります。そのときに「保育の視点で書いて」と言われるわけですが、そもそも個別支援計画って何なのでしょうか?

 

 

 

個別支援計画とは

読んで字のごとく、支援の計画が書かれた書類です。6ヶ月更新なので年に2回作成します。

個別支援計画

⇒子どもや家族のニーズを満たしてよりよい生活をおくるために、目標を立て、それに沿って支援を行うための指標。支援やサービスの提案、方向づけなどを行うものです。

※書式は各都道府県のホームページ上に原本もしくは例がアップされています。

 

 

保育の個別支援計画とどのように関わる?

私たち言語聴覚士(ST)も訓練計画を立てます。これと同じように、保育職も「個別支援計画」を立てます。この保育職の個別支援計画にSTはどのように関っていけばよいのでしょうか?

① 目標達成のための助言

保育職としての最終目標(長期目標)があると思います。その過程で、アプローチが弱いものや、明らかに間違っている支援の手立てに対して、補完したり、軌道修正したりすること、がSTとしての役割だと思っています。

② 他職種の意見をまとめる

もちろん、ST1人の意見では弱いです。そこで、PTやOT、歯科医師などの職種の助けを借ります。他職種の意見をまとめてから「専門職の意見」として保育職へ伝えます。専門職はST1人であとは保育職という職場もあると思います。そういう場合は発達面から保育職へ提案をしていくと上手くいくことが多いです。

 

 

 

人数が多ければ差があって当然だけれど・・

 放課後等デイサービスには、保育スタッフがたくさんいます。人数が多ければ、それだけ書き方や組み立て方にも差が出ます。「すごいな。なんでこんな風に組み立てられるんだろう」と感動するような支援計画を立てる人もいます。

慣れていない、保育スタッフの作った個別支援計画は、目標が定まっておらず、フワフワした感じになっていることがあります。そういう場合は、「将来的に、どうなって欲しい?」「1年後は?」とやんわりと聞いていき、そこから「そうなるためにはどうすればよいのか?」を一緒に考えていきます。

 

 

支援計画書を書く時のポイント

放課後等デイサービスでは、年に1~2回、子どもごとに支援の計画を立てるための会議が行われます。その際、保育職が「支援計画書」を作成しますが、専門職も「子どもの所見」もしくは「専門職の支援目標」することがあります。

下記は、専門職が放課後等デイサービスで支援会議を行う際に使うことができる評価用紙です。PDFですが自由にお使いください。発達全般&摂食嚥下などです。

例)専門職の支援計画用紙

www.hana-mode.com


専門職が作る報告書ではありますが読み手は保育職です。気をつけたいポイントは、

専門用語を使わない
ポイントを絞る
偉そうに書かない

 それぞれを見ていきましょう。

 

① 専門用語を使わない

私たちSTは、様々な報告書を作ります。その報告書には、決まった形があることは少なく、専門用語を盛り込んだものになることが多いです。

専門用語を使うメリットは、そのことばを知っている人にスムーズに伝わる。PTやOT、心理職との連携がやりやすくなる、などがあります。

しかし、保育職に対して専門用語を使っても「?」となってしまい、読み飛ばされてしまう可能性が大きいです。誰が読んでくれるのか?を考えて、分かりやすく書くことを心がけます。

② ポイントを絞る

発達には、「認知面」「対人面」「言語面」など、たくさんの種類があります。あれもこれも、とそれぞれの発達の様子を丁寧に書き過ぎると、どうしても詰め込み過ぎてしまうことになります。

これは、ある意味仕方がないことなことだと思います。しかし、たくさん字が並んでいると、読んでもらえない可能性が高くなります。そのため、ポイントを絞って書く必要があります。

・全体像 ・発達段階(発達年齢、発達課題)
・保育で出来ることの案
・問題点に対する対応

資料にはポイントを絞って書いて説明するときに伝えればよいのです。

また、発達年齢を入れるとそれにこだわってしまう人もいます。しかし子どもに対して高い要求ばかりしているケースに対しては有効です。様子を見つつ入れるとよいです。

③ 偉そうに書かない

これは大事。上から目線、命令口調で書かれたものは、誰も読んでくれません。療育も保育も「正解」なんてないのですから・・・。

現時点の、子どもの様子からみた専門職の所見を、提案と言う姿勢?形?で書いていきます。 これらを、ひとつの見方という体で、誰に対して書いているのか?を考慮して資料を作っていくと、うまくいきやすいです。

「専門職一人」対「保育スタッフ大勢」という会議では、気後れしがちですが・・・頑張りましょう。