感覚遊びの本を紹介します
障害を持つ子の活動や遊びでは「感覚遊び」を行う機会がたくさんあります。
「感覚遊び」は発達障害や知的障害の子だけではなく、肢体不自由の子も楽しめる遊びだからです。
障害がない子どもだって楽しむことができます。
今回は「感覚遊び」のヒントが書かれた本を紹介していきます。
言語聴覚士であるわたしも、放課後等デイサービスや児童発達支援で使っている遊びがたくさん書かれているので重宝しています。
感覚統合は作業療法士が得意!
子どもにかかわる職種はたくさんあります。
なかでもリハビリ系職種のひとつである作業療法士(OT)は感覚統合の専門家です。
OTの先生によっては得意分野が他にある方もいるかもしれません。
もし、おはなしする機会があったら相談してみてください。
本の紹介
感覚遊びに関する本の紹介をしていきます。
乳幼児期の感覚統合遊び
作業療法士(OT)が感覚について分かりやすく説明してくれます。
感覚統合の発達についても書かれているのが◎。
子ども理解からはじめる感覚統合遊び
上記の本の続編です。
感覚が原因で起こる問題について説明しています。
実際の現場で起こりうる問題点が盛り込まれて◎。
発達が気になる子の脳と体をそだてる感覚あそび
遊び方をどのように工夫すればよいのか、分かりやすく書いてあります。
イラストも見やすく◎。
発達障害の子の感覚遊び・運動遊び
お金をかけずに今すぐできる遊びが書いてあります。
種類は少ないのですが、入門編として使うのであればよい本です。
学童期の感覚統合遊び
作業療法士(OT)の視点で「感覚統合」遊びを紹介しています。
ちょっと値段が高い気がしますが・・・。
他の本を読み終えてしまった、もっと他の本も読みたい!という人なら◎。
手先が不器用な子どもの感覚と運動を育む遊びアイデア
生活動作をできるようにするために、という意味合いが強い本です。
手の不器用さや子ども自身が困っていることに対して間接的にアプローチしていきます。
少し難しめです。専門的に勉強したい人なら◎かもしれない。
子どもが喜ぶ感覚運動あそび40選
歌と一緒に体を動かす遊びが中心です。
歌の楽譜も書かれているので、ピアノを弾ける人なら◎。
肢体不自由というよりは障害のない(少ない)幼稚園児に合った遊びが紹介されています。
たのしくあそんで感覚統合
感覚統合について親切に書かれています。
自宅で行うというよりは、施設等で行うための感覚統合の本です。
表紙だけみると家でもできそうに感じますが・・・。
発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび
見やすく分かりやすい本です。
障害がある子にもない子にも使える本です。
子どもに優しくなれる感覚統合
難しい用語が多い感覚統合ですが、この本は嚙み砕いて丁寧に説明してくれています。
もっと感覚遊びが知りたい人へ
障害を持つ子は感覚遊びを好む子がたくさんいます。
感覚の刺激が直接、身体に訴えかけてくるからです。
もっと感覚遊びと障害児のことを知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
オススメの記事
障害児の施設に通う子は様々な障害の子が集まってきます。
障害の程度も子どもによって違います。
そんなときに感覚遊びをする時のポイントをまとめました。
↓
そもそも、なぜ肢体不自由の子たちに感覚遊びが受け入れられやすいのか?というはなしです。
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まとめとして
今回は、遊びや活動のときに使える「感覚遊び」の本を紹介しました。
この分野の本も良書、悪書がごちゃ混ぜになっています。
まずは
・入門編 or 専門書
・イラストや写真はたくさん載っているか?
を目安に本を選ぶとよいです。
よかったら参考にしてみてくださいね。