オノマトペカード第2弾のレビュー
文字やことばを覚えたいとき、どんなカードを使っていますか?いろんなカードがあって迷うと思います。
言語聴覚士である私がオススメするのは今回は合同会社まちとこさんのオノマトペカードです。今回はその第2弾「ぱぴぷぺぽ編」の紹介&感想です。
待ちに待ったオノマトペカード
前回の「あいうえお編」が出てから1年ちょっと。今度は「ぱぴぷぺぽ編」です!
イラストは前回と同じ赤池佳江子さんです。
「オノマトペカード」の仕様
サイズ:100×145mm
内容:46枚(絵カード45枚・オノマトペ一覧カード1枚)、説明書
カードで使われる予定の音(濁音・半濁音・拗音から45音)
ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ・が・ぎ・ぐ・げ・ご・ざ・じ・ず・ぜ・ぞ
だ・で・ど・ば・び・ぶ・べ・ぼ・きゃ・きゅ・ぎゃ・ぎゅ・ぎょ
みゃ・みょ・にゃ・にょ・しゅ・しょ・じゃ・じゅ・ちゃ・ちゅ・ちょ・ひゃ
ひょ・びゅ・ぴゅ・ぴょ・りゃ
価格:2600円(税別)
対象年齢:0歳~
Makuake ホームページより
https://www.makuake.com/project/machitoco02/
オノマトペカードとは?
オノマトペカードとは平仮名を楽しみながら学べる絵カードです。表面にイラスト、裏面に仮名文字が書かれています。特徴的なのがオノマトペで書かれているということです。
よく見かけるカードは「け」の文字と「ケーキの絵」、というような「仮名」と「名詞」がセットになっているものが多いです。
しかし、このオノマトペカードは「け」の文字と「ケロケロというカエルの泣き声」(オノマトペ)がセットになっているのです。
オノマトペとは
「グルグル」「ピカピカ」というような実際にはない音をあえて日本語で表した表現のことです。私たちが昔から使っているようなものばかりです。
詳しくはこちらをどうぞ
前回と今回の違い
・前作(あいうえお編)
⇒ 清音(「 ゛や ゜」がついていない文字)
・今作(ぱぴぷぺぽ編)
⇒ 濁音&半濁音(「 ゛や ゜」がついている文字)、拗音「にゃ」や「にゅ」など
収録されている文字の種類が違うだけです。もちろん第二弾ではイラストも一新されています。カードのサイズや使い方も前作と同じです。
メリットとデメリット
メリット
遊び方(学び方)の指定もありません。親や支援者だけではなく、子ども自身が考えて使うことができるカードなのです。
デメリット
収録の関係上、存在しない文字があります。「ぱぴぷぺぽ編」には「きょ」や「にゅ」がありません。「きょ」は「きょう(今日)」など、日常的によく使われるものなのでちょっと残念です。それ以外はマイナスポイントはありません。
実際にどうやって使っているか?
うちの子が一番気に入っているカード
必ずこのカードを探します。
うちでは前作同様に、カードホルダーに入れて絵本のような使い方をしています。いつでも取り出せるので、いつでも並べたり、かるたにしたりすることもできます。
ただ、裏表で1枚のカードなので、カードホルダーに入れると右と左で別のものになってしまいます。
なので、カード(文字)をコピーしてこのように使っています。
まとめ
どんどん仲間が増えてくる「オノマトペカード」。次はワークブックが出るようです。楽しみです。もしも余裕があったら未収録分を集めたセットを出してもらえると嬉しいです。
家庭で療育施設で、いろんな使い方ができます。療育家や言語聴覚士は1セット持っておいても損はありません。オススメです。
前作の感想はこちら