言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

オノマトペカードが面白い。使い始めて1ヶ月半がたった感想

 合同会社まちとこさんの「オノマトペカード」を実際に使ってみました。今回はその感想(レビュー)です。

 

 

 

先日、このブログでオノマトペカードを紹介しました。

www.hana-mode.com

 

今回は、自分で使い続けてみた感想です。

使ったといっても家でのはなしです。うちの2歳半になる息子にカードを渡したところ気に入って毎日のようにカードを見ています。

 

 

はじめはカードを一枚ずつめくってみたり、カルタのようにして遊んでいました。

しかし、毎日見ているとボロボロになってしまいます。

なのでカードケースに入れてみたところ、これが大当たり。

 

 

一文字で裏表なので、文字だけプリントアウトして見開きで使えるようにしました。

持ち歩いて絵本感覚で読んでいます。

ページをめくるたびに「にんにんの“に”だよ」と教えてくれます。

 

子どもって、自分が興味を持ったものの覚えは早い。

はじめは自分が好きなイラスト(「にんにん」「へ」など)だけ覚えていましたが、数週間ですべて覚えてしまいました。

そりゃ、毎日見ていれば覚えるんでしょうが・・・。

 

面白いのが、文字を覚えると街中で看板を見ながら「しーの”し”だよ」と言うようになってきます。これが般化なのか

 

 

般化(はんか)

(=汎化)特定のものにだけ反応していたのが、類似する他のものにも反応するようになること。いろんな場面で繰り返すことで定着していく。

例)
・構音訓練で一文字言しか言えなかった。いつの間にか他の似た音も言えるようになっていた

・訓練室でしかできなかったことが、家でもできるようになっていた

 

 

音とイラストを通して文字が学べるすてきなカード

オフィシャルサイトはこちら  ↓

onomatopeiacard.stores.jp


 

遊び方は無限です。

私たち療育者は、ひとつの教材を一つの使い方しかしない、ということはありません。

例えば、型はめ(パズル)でも「さあ、完成させなさい」とやらせるのではなくて、

・向きを変えたり
・枠を取っ払ったり
・型の上に取っ手をつけたり
・その取っ手の先にキラキラするものを付けたり

子どもに合わせて使い方を変えていきます。

ぜひ、このカードを使ってオリジナルの使い方を編み出してほしいです。