相手の名前を呼ぶことの大切さ
仕事やプライベートで、人に話しかけるときにその人の名前を呼んでいますか?
「○○君、ありがとう」
「○○さん、ちょっと聞いて」
名前を添えるというのは、相手に心を開いてもらう、信頼してもらうための第一歩なのです。
そんなこと知ってるよ。
当たり前のこと言うなよ。
そう思われるかもしれません。
しかし、実際にできていない人が多いのではないでしょうか?
今回は、相手に受け入れてもらうためにできる簡単なことについて説明します。
ポイントは「名前を添えて」話しかけることです。
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「名前を呼ぶ」とは?
相手に声をかけるとき、名前を添えて呼ぶということです。
・「○○ちゃん、おはよう」
・「○○君、お願いできる?」
一見、簡単そうにみえます。
あなたは普段からできていますか?
名前を呼ぶことのメリット・デメリット
メリットがなければだれもやりません。
ここでは声かけの前に名前を添えることのメリットとデメリットを考えていきましょう。
名前を呼ぶメリット
相手の名前を呼ぶことには様々なメリットがあります。
・誰が声をかけられたのか分かりやすい
それ以外にも、相手は次のようなことを感じ取ってくれるのです。
・相手が自分のことを知ってくれている
・ちゃんと自分に向けて発信してくれている
これらは小さなことかもしれません。
しかし、相手は「自分が肯定されている」「受け入れてくれている」と嬉しくなるはずです。
名前を呼ぶデメリット
もちろんデメリットもあります。
<言う側>
・言うのが恥ずかしい
・言うのが面倒くさい
<言われる側>
・(下の名前で呼ばれると)気持ちが悪い
・(人が多い公共の場で呼ばれると)恥ずかしい
どちらかというと状況によってはマイナスにしかならない場合があります。
それは注意が必要です。
子どもと大人の違い
名前を添えることは誰でもできます。
しかし、子どもと大人ではちょっと違います。
子どもの方がちゃんとできているのです。
子どもは名前で呼んでいる
子どもの頃を思い出してみてください。
相手の名前を読んでから要件を言うことが多かったのではないでしょうか?
幼稚園などでも「○○ちゃん、おはよう」と笑顔で挨拶している子が多いこと!
とくに入学したばかりの子は、自分の名前を読んでもらえれ安心できます。
そんな子がいてくれるだけで、心細さは和らぐはずです。
大人同士で名前は呼んでいる?
一方、大人はどうでしょうか?
上司が部下に仕事を振るときには「○○君、これお願い」というかもしれません。
「これお願い」
「○○君、これお願い」
仕事を頼まれるならばどちらで指示を受けたいですか?
では、同僚や後輩に対しては?
意外とできていないのではないでしょうか。
子どもに学ぼう
子どもは友だちに限らず、いろんな人に対して名前や呼称をつけて声をかけることが当たり前にできます。
大人は「恥ずかしい」「面倒だ」と省略することが多いです。
子どもは毎日仕事をしているわけではありません。
しかし、たくさんの友達や大人に囲まれて生活しています。
そこへ自分から声をかけて入っていく。
入らないまでも「○○ちゃん!」と声をかける。
あなたはできていますか?
まとめとして
今回は「名前を添えて」話しかけることは相手に受け入れてもらうための第一歩だというはなしをしました。
私たちの生活のなかには簡単そうにみえてなかなか実行できない小さなことがたくさんあります。
そのなかのひとつが「名前を添えて」話しかけることです。
名前を呼んでもらえれば、わたしたちだって嬉しいはずです。
あの人は自分のことを気にかけてくれている。
多かれ少なかれそのように思うはずです。
こうしたちょっとしたことがコミュニケーションの潤滑油になるのです。
よかったら参考にしてみてくださいね。