ムース食「舌でつぶせる やわらかムース」レビュー
近年、様々な介護食や嚥下食が出ています。
しかし、どれも高齢者向けの商品ばかり。
実際に食べてみないと子どもに受け入れてもらえるか分からない・・・。
そこで、今回は言語聴覚士(ST)であるわたしが実際にエバースマイルの介護食(レトルト)「舌でつぶせる やわらかムース」を食べてみました。
良い点と悪い点を紹介します。
よかったら子どもにあげるときの参考にしてみてください。
エバースマイルとは?
介護食を中心に販売している会社です。
高齢者向けではありますがレトルトの嚥下食を売っています。
名前はずばり「ムース食」。
値段はものによって異なりますが、だいたい300円前半くらいです。
介護食品 エバースマイル (やわらか食・ムース食・とろみ付き飲料)|大和製罐
ムース食とは?
一般的に言う「ムース食」とはいったいどのようなものなのでしょうか?
お菓子のムース?
そう。あのふんわりとした感じです。
介護食・嚥下食ではムース食は「舌で潰せる」硬さをあらわしています。
離乳食でいうところの「中期食(7~8ヶ月)」。
エバースマイルの「ムース食」は様々種類があります。
見ているだけでも楽しくなります。
実際の商品
今回は「ビーフシチュー」のレビューをします。
パッケージはこんな感じ。
箱を開けるとプラスチックの容器が入っています。
ふたを開けてレンジで温めます。
(スプーンは入っていません)
中には野菜やお肉がたくさん入っています。
舌でつぶせる硬さです。豆腐くらいですかね。
特別支援学校の給食でいうところの「中期食」程度の硬さ。
食べてみた感想
濃い目のシチューです。
ご飯やパン粥と一緒に食べるとちょうどよい感じ。
子どもにも受け入れてもらえる味です。
介護食のレトルトは舌に粉っぽい感じが残る商品が多いです。
これは味がしっかりとついているからか粉っぽさはほとんどありません。
栄養素は?
栄養成分表示 1個(115g)当たり
エネルギー |
121kcal |
たんぱく質 |
3.1g |
脂質 |
5.9g |
炭水化物 |
14.2g |
食塩相当量 |
1.0g |
メリット・デメリット
食べてみた感想ですが・・・。
子どもでもいけると思います。
他の商品と比べると食べやすい印象です。
メリット
・種類が豊富
先に挙げたようにメニューがたくさんあります。和洋中、いろんなものがあるのは魅力的です。
デメリット
・味が濃い目です。また、介護食独特の風味というか舌ざわりは少しだけあります。
それが嫌でなければオススメできます。
・単価が1食300円程度(これが高いか安いかは人によるはず)
まとめとして
今回は、子どもが食べられる介護食(嚥下食)を探そう!をテーマにレトルト商品の紹介をしました。
エバースマイルのムース食。
レパートリーが多いのは魅力的です。
きっとお子さんが気に入る味も見つかるはず。
よかったら参考にしてみてくださいね。
その他にも嚥下食を食べてみた感想を書いています。よかったらこちらもご覧ください。
◆主食系
・子どももOK!介護食・あいーと「たぬきうどん」を食べてみた感想
・介護食「あいーと」は嚥下障害のある子に使えるか?実際に食べてみた
◆デザート系
・オススメの嚥下食!「エネプリン プロテインプラス」は子どももOK!
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◆トロミ剤
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