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感覚と運動の高次化理論について②(感覚?認知?)

障害が重い子のものごとの捉え方

発達が初期段階の子を理解しようとするとき、その子の様子をどのように捉えたらよいのか迷ってしまうことがあります。支援者から玩具を渡しても、声かけをしても反応がない。でも、なんだかわかっていることもありそうな気がする・・・。何なんだろう?

今回は「感覚と運動の高次化理論」をつかって、障害が重い子の「感覚」と「認知」を考えていきます。

  

 

 

 

発達初期段階の子は、外からの情報を受け取りづらい状態


障害を持っている子は、何らかの要因で、外からの情報を受け取りづらい状態といえます。外からの情報がうまく入ってこないと、必然的に意識は内側に向いてしまいます。 例えば、ずっと首を振り続けていたり、感覚遊びにふけっていたりすることが多くみられます。意識が外に向かないと、今後、他者との関係性を気付くうえで大切な「他者に気付いて要求を出す」「事象の変化気付く」力を獲得できないままになってしまいます。感覚と運動の高次化理論では、感覚と運動の結びつきを大切にしています。

  

 

 

なぜ「感覚」は大切なのか?

周囲からの情報は、目や耳、手などの感覚刺激として、「感覚器」を通して人に入ってきます。この段階では、まだ単なる「刺激」です。この刺激の意味を理解するためには「気付き」が必要です。刺激が入ってきたことに「気付く」、心地よいのか不快なのかに「気付く」、ことばという音に意味があることに「気付く」、伝えようとしている内容に「気付く」など。障害を持った子の中には、感覚刺激を受け取りづらい子が少なくありません。 これらの感覚を受け取った経験が少なかったり、耳や手に過敏があったり、刺激に注意が向けられなかったりすると、情報を受け取りづらくなってしまいます。そうすると刺激の意味に「気付き」づらくなってしまうのです。 ちなみに、感覚も様々な種類があります。受け取りやすさにも差があります。受け取りやすさとしては・・・

 

揺れや回旋・筋や関節の曲げ伸ばし(前庭覚・固有覚)

手で触った感じ(触覚)

耳(聴覚)

目(視覚)

 

という順で、発達が進むにつれて、様々な感覚刺激に気が付いて行きます。 さらに、もうひとつ。感覚と運動の高次化理論でもよく使われる「認知」ということば。障害児の分野でよく使われています。

  

 

「認知発達」とは?

 

認知とは、自分自身やの周囲(外界)のことについて、知識や記憶と照らし合わせて理解していくことです。生まれながらにして持っている力ではなく、育っていくうちに身に付けていく力です。認知の力は、情緒、自己像、コミュニケーションなどの土台となるものです。そのため、障害を持った子の支援では、感覚の理解をどう促すかが重要になってくるのです。

  

 

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 20171010投稿

2020年6月2日 更新

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