言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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実は子どものことを見ていないかもしれない

子どもに興味を持っていますか?

療育や障害児保育の分野で子どもと関わっているとき、あなたはどこに関心を持っていますか?障害特性や問題行動、発達段階にばかり意識を向けていませんか?今回は、子ども自身に関心を向けているか、という話しです。

 

 

子どもの気持ちに寄り添う保育職

普段の保育を思い出してみてください。

「○○先生!」と子どもが自分から寄ってくるスタッフが、どこの放課後等デイサービスにもいると思います。不思議ですよね。今まで私は、そのスタッフの人徳がなせる技だと思っていました。

そういう“子どもにモテる”スタッフに、普段どんなことを考えながら保育に入っているかを聞いたことがあります。どのスタッフも口を揃えて言うのが子ども自身に関心を示している、ということです。

 

・いま、その子がどんな気持ちか?

・どんなことを楽しいと感じていそうか?

 

発達うんぬんではなくて、子どもの気持ちの流れを把握するために、子ども自身に注目しているのです。

 

 

 

センモンカのジレンマ

放課後等デイサービスで働く理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)は、それぞれが独自の視点で、運動面や認知面、対人面を中心に子どもをみていることが多いです。

もちろん、それらの発達に大きく関わってくる情緒面もみています。しかし、発達にばかり目を奪われていると、その子自身をみる視点が抜け落ちてしまうことがあります。このあたりが、保育職が“センモンカ”を倦厭(けんえん)する要因のひとつでもあります。

この「専門領域」と「子どもの気持ち」をバランスよくみていかないと、評価が偏ってしまうことがあります。

時々、専門職の新人の人が「専門職は客観的、保育職は主観的に子どもをみている」と思っていることがあります。確かに、専門職はそれぞれの分野のエビデンスを元に、自分の出方を考えます。しかし、エビデンスも時代が変わればスタンダードも変わります。完全に客観的とは言い切れないのではないでしょうか?


繰り返しになりますが、子どもと向き合うために、受け入れてもらうためには私たちが目の前にいる子自身に関心を向けていくことが大切です。私たちだって、病院へ行って、いろんな科をたらい回しにされて、検査ばかりやられて、言いたいことばかり言われては、良い気はしません。子どもたちだって同じです。

スタッフが、子ども自身に関心を持って接していると、子どもはそれを敏感に察知します。

そのなかで、その子が「楽しい!」と思ってくれるタイミングがあれば、自分から大人のもとへやって来てくれます。人に対する拒否がみられる子でも、大人に関心を向けてくれることがあります。

あなたは、子どもの「何」を見ていますか?