言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

スポンサーリンク

ジェネラリストとしての保育士・保育職

放課後等デイサービスにはたくさんの職種がいる

放課後等デイサービスには様々な職種が介入しています。そのすべての職種を把握していますか?もしもあなたが保育職なのであれば、保育職の専門性って何だと思いますか?

 

 

保育スタッフって何?

放課後等デイサービスでの「保育スタッフ」とは、実際に子どもと接して支援を行うスタッフのことです。直接処遇と言ったりします。保育士だけではありません。

 

保育士って?

『保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者

児童福祉法第18条の4

 

保育職って?

療育手帳を持った子を対象に保育を行う人を指します。障害児保育を行うために必要な資格はありません。障害児分野での保育職には保育士も含まれています。それ以外には、教員免許や介護福祉士、ヘルパーなどの資格の人もいます。もちろん無資格の人もたくさん働いています。

 
www.hana-mode.com

 

 

支援の中心となる保育士・保育職

放課後等デイサービスでは、様々な資格を持ったスタッフが働いています。しかし、中心となるのが保育職です。その人たちの中でも、国家資格の保育士は専門的な知識を持った人たちです。子どもの発達や遊びの知識もあります。

 

外部専門家が介入している放課後等デイサービスでは、ひとりの子に対しても様々な意見や助言が出てきます。

例えば、食事の場面では「このスプーンを使うとよい」という専門家の先生がいる一方で、「このスプーンを使うと発達を阻害されるからやめなさい」という先生もいる。

嫌ですよね。意見の食い違いが一番困ります。

この際に、意見のすり合わせや、どちらの意見を取るのかを決めて、支援につなげるのが保育職の役割です。

 

子どもの気持ちに寄り添って支援を行うのが保育職?

私の働いている施設にいる子は、ほとんどが、ことばを話さない子です。

そんな子どもと関わる保育職の人たちは、子どもの様子や表情などから気持ちを読み取ってコミュニケーションをとっているそうです。正直言って、言語聴覚士の私なんかよりも子どもとのやり取りが上手で、敵わないと感じることも多いです。

子どもの様子をよくみているスタッフは、子どもたちから好かれます。子どもの目の輝きが違います。好きなスタッフに会うことが施設に来る目的のひとつとなる。とても素敵なことです。

 

しかし、子どもの気持ちだけでは判断できないこともあります。

・なぜ言われたことをやらないいんだろう?

・好き嫌いが激しい子だな

 

そういう場合、子どもの嗜好の問題だけではなく「発達」や「障害・疾患」が根底に隠されていることがあります。それを見落としてしまうと

 

・声かけが理解できないだけなのに、やる気がないと判断してしまう

・一人遊びの段階の子に、他児と一緒に遊ぶことを求めてしまう

という評価をしてしまうことがあります。誤った評価は、子どもにとってもマイナスです。

 

 

ジェネラリストって?

保育職の専門性は「遊び」や「生活」でしょ。何でも屋(万能)になれってこと?

子どもの気持ちに寄り添った支援は大切です。しかし、それだけではなく、保育職は子ども全体をみていく必要があります。気持ちだけではなく、生活面や認知面、病気、障害のことなど。細かな筋肉の名前を覚える必要はありませんが、幅広く学ぶことが求められます。しかし、何でも屋になれということではありません。

多職種からの意見をまとめて保育に還元するという意味です。

それらの意見を自分の知識として蓄えていきます。自分が働く施設に関わる多職種のことを理解し、認めることがジェネラリストのゆえんなのだと思います。

放課後等デイサービスで働く保育職は、他職種連携の中心となりうる職種なのです。

 

 

「放課後等デイサービスは遊びの場。オベンキョウは他所でやって」

そんなふうに考えているのであれば、外部専門家を呼ぶのを止めるか、放課後等デイサービスではない枠組みで支援を行うのがよいかと。

 

 

 

2014年6月24日 投稿

2020年3月22日 追記

 

www.hana-mode.com