言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

“やりたい仕事だけ”する人と向き合ってみよう!【障害児支援の現場】

どんな職場にもいる「好きな仕事だけしたい人」を減らすために

障害児支援の現場は、さまざまな価値観を持つ人が集まる場所です。だからこそ、一緒に働くなかで小さな“ズレ”が生まれることもあります。

そのひとつが「自分の得意・好きな仕事だけを担当したい」というスタイルの人。

・自分が好きな子にだけ積極的に関わる
・雑務を避けてしまう
・苦手な仕事になると表情が曇ってしまう

誰でも多少の“好き・苦手”はあります。
ただ、この偏りが強すぎると、周囲のスタッフがフォローに回り続けることになり、結果的にチームの負担が大きくなってしまいます。

今回は「好きな仕事だけしたい人」が与える影響とその理由を説明します。

 

この記事は・・・

・福祉で働きたいと思っている人
・実際に働き始めた人
・現在、働いていてスッキリしない感じがする人

に読んでもらえたらと思います。

 

 

                                                                                                                                                                              

楽しい仕事ばかりではない支援職


支援は「やりたい気持ち」だけで乗り切れるものではありません。
仕事でも、誰だって、自分が「やりたいこと」だけやっていたいですよね。

子どもと楽しく遊んでいたい。
自分のことを好いてくれて、問題行動も起こさず、しっかりと反応がある子とだけ関わりたい。

しかし、障害児の支援は好まない仕事だってたくさんあるのです。

 

 

嫌々ながらの支援は自分と子ども両方が苦しくなる

嫌々・不機嫌のままケアをすると、注意力が落ちてしまう、というのは誰にでも起こることです。

特に、
・食事介助
・外出支援
・医療的ケア

こういった場面では、少しの気のゆるみが事故につながることもあります。
ここからは、実際に起こりやすいケースを2つ紹介します。

 

例1:嫌々ケアは注意力が落ちる

 

ex.

仕事中、嫌なことがありました。気持ちは晴れず、ふてくされたまま食事介助に入りました。いつも食事に時間がかかる子です。徐々にイライラしてきて子どもの様子は見ずに介助を進めました。完食だけをめざしました。いつもよりムセることが多く、涙目になりながらご飯を食べていました。介助者はそのことにも気づいていませんでした。


例2:苦手の偏りが大きいと事故が起こる

 

ex.

常に手が口に入っている子。よだれが多く、いつも手がビチャビチャになっています。歩行の際には手をつないで歩くよう言われています。しかし、塗れた手をつなぐのは嫌だったので、一人で歩いてもらいました。しかし、散歩中に車道に飛び出してしまいました。幸運にも車に引かれませんでしたが、介助者はヒヤッとしたそうです。

 

 

できない日があって良い。“ただの丸投げ”でなければ

支援者も人間です。疲れている日もありますし、体調不良や怪我のときには、できないこともあります。そんなときは無理をする必要はありません。

大事なのは、
・できない理由を伝えること
・誰かに負担が移っていることを理解しておくこと
・感謝やフォローを忘れないこと

この3つだけで、職場の空気は大きく変わります。

 

 

「汚い・大変」は、誰だって苦手。それでも続けている理由

障害児支援の仕事では、オムツ交換、よだれのふき取り、吐物の処理などが避けられません。これを楽しめる人は、ほとんどいません。

それでも多くの支援者が続けているのは「子どもの安全や生活のために必要だから」という思いがあるからです。

福祉職は、決して“誰にでもできる仕事”ではありません。
嫌なことも含めて、こなしていくことが求められます。子どもの生活に深く関わる仕事だからこそ、向き合う姿勢や考え方がとても大切なのです。

 


もし苦手なことが多くてしんどいときは…

苦手があることは悪いことではありません。しかし、それが自分を追い詰めるほど辛い場合は、別の職種に目を向けてみることも、決して逃げではありません。

大切なのは、あなた自身が笑顔で働ける場所を選ぶこと
です。

 

 

まとめとして


今回は、障害児支援は「好きな仕事だけ」では成立せず、苦手意識や嫌々の態度は事故や負担増につながる、という話しをしました。

嫌々仕事をしたり、避けたりするだけでは、子どもや仲間たちに迷惑がかかるだけです。障害児支援の仕事は、誰かひとりが頑張っても続きません。お互いの負担に思いを寄せながら、子どもの生活を一緒に支えることが大切です。

自分の行動が何かに影響を与えている

それを頭の片隅に置き、誰かの負担に気づける人になれればと思います。それは障害児支援で大切な“ひと手間の思いやり”なのではないでしょうか。

その姿勢こそが “プロ” の土台なのだと、私は感じています。

次に嫌なことがあった日は「この瞬間だけは笑顔でいよう」と考えてみてください。「笑えなくても丁寧に」それで、あなたも周りも変わるはずです

よかったら参考にしてみてくださいね。

 

ポイント!

仕事で嫌な気持ちになることは誰にでもあります。もしも、どうしても嫌なきには誰かを頼ってください。そして下記の3つを忘れないでください。

・できない理由を伝えること
・誰かに負担が移っていることを理解しておくこと
・感謝やフォローを忘れないこと

 

 

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