イライラするのはおかしいことじゃない
障害があってもなくても、子どもに対してイライラしてしまうことがあります。イライラしているのは私だけ?養育者にとって悩みの種です。今回は、統計を交えて子育てについて考えていきます。
どんなときにイライラするのか?
少し前の調査ですが、興味深いものがあります。
2015年
子育て中のママ600人★子育てのイライラに関する実態調査!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000013414.html
子育て中のママの約9割=週に一回以上は子供に“イラオコ”している!
※ イラオコ=イライラして怒ること
イラオコする場面
1位=「言うことを聞かない(74.6%)」
2位=「やるべきことを言うまでやろうとしない(55.6%)」
3位=「遊びの後片付けをしない(46.4%)」
「言うことにいちいち文句を言う(34.2%)」
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このアンケートの回答者(ママたち)の年齢が若くて、子どもの年齢も若いほど、上記の傾向が強くなるようです。
なぜイライラしてしまうのでしょうか?
養育者が注意する理由は下記のような結果が出ました。
怒ってしまう理由
「子どもに規則や約束を守ることの大切さを教えたい」(58.3%)
「育児、家事、仕事などで疲れている(35.7%)」
「子どもに正しい生活のリズムを教えたい(30.5%)」
「自分自身の時間を持ちたい(25.0%)」
「ストレスを発散する時間・機会がない(24.5%)」
イライラを少しでも減らすために
イライラしてしまうことは異常ではありません。みんなそうなんです。過度にイライラしなければよいのです。大人自身、イライラしている自分に気づくことが大切です。
しつけ?世間体(せけんてい)?
・これは子どものため
と強く思っている人は注意が必要です。
私も、どうしても「周りの人に迷惑をかけないように」というのを、子どもにも求めてしまうふしがあります。
そのため、大きな声を出したり、走りまわったりするのを注意していることが多いです。
触られて困るものは出しておかない
これは、障害児保育や療育ではスタッフが無意識的に守っていることです。
障害がない子の子育てにも同じことが言えます。
子どもが、目の前にあったもので遊びます。電池、体温計、コップ、大切な書類、などなど。
この様子を見た大人は怒ります。
これは、大人が、その辺に出しっぱなしにしているのがいけない。
子どもは、目の前に面白そうなものがあれば触ります。
口に入れ、投げます。
ちょっとした事前準備が養育者の心の余裕につながるのです。
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・子どもは、ある年齢になってはじめて、できるようになることがたくさんある
・はじめから大人と同じように考えて、行動できるわけはない
だから、子どもが「できない・やらない」ときでも、大人はイライラしなくてもよい
ということが書かれています。
障害児専用の子育て本ではありませんが、考え方は参考になることがたくさんあります。
↓ この本を読んだ感想です。
まとめ
かわいい子どもに対してイライラしてしまうことがあります。子どもが原因のときもありますが、大人の気持ちの問題のことのほうが圧倒的に多いのです。まずは力まないで。
・イライラしてしまう自分を責め過ぎない
・子どもはできることが年齢によって異なる(個人差大)
今現在、何をどのくらい理解できて応じられるのかを知ることが大切。