言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

放課後等デイサービスの1日の流れ。言語聴覚士(ST)はどう関わっている?

放課後等デイサービスの一日(言語聴覚士)

 

「放課後等デイサービス」とは障害を持つ子が放課後もしくは学校休業日に過ごす場所です。

名前を聞いただけでは、1日をどんなふうに過ごしているのか分かりづらいと思います。

今回は「放課後等デイサービス」での流れを紹介します。

 

 

 

放課後か?学校休業日か?

活動内容は施設によって異なります。

・児童発達支援があるのか?

・放課後か?学校休業日か?

によっても過ごす時間が異なります。

 

※児童発達支援とは、未就学児が通うサービスです。放課後等デイサービス(放デイ)の子たちが来所するまで預かるケースが多いです。

 

下記は、一日の流れ(例)です。

 

 

平日の流れ

 

A)PMに放デイのみの場合

9:00  出勤

10:00 午前中は事務作業

11:00 (評価、検査準備、資料作成、話し合いなど)

12:00 休憩

13:00 学校お迎え出発

14:00 施設到着、トイレ、水分摂取など

15:00 設定保育・おでかけ・検査など(日によって異なる)

16:00 おやつ

16:30 帰りの会

17:00 帰りの車送迎(重症心身障害児のみ)★

 

B)AMに児童発達支援、PMに放デイの場合

9:30     出勤、送迎

10:00   子ども来所、朝の会

       活動(児童発達支援)

11:30    昼食

13:30    帰りの会、送迎(児童発達支援)

 

14:00 学校お迎え(放デイ)

15:00 おやつ、活動(放デイ)

17:45 帰りの会

17:00 帰りの車送迎

     掃除、事務作業など

18:30    退勤

 

・特別支援学校によって下校時間は異なります。

・子どもの学年によっても時間は異なります。

 

◆上記の流れに加えて、PT・OT・歯科医師などに来てもらって、子どもをみてもらうこともあります。ごく稀に、個別訓練を依頼されることもあります。その際は、活動の時間に、対象の子だけ別の部屋で訓練を実施しています。

◆基本的には、支援者とともに、一緒に活動に参加しています。その中で、気になる様子をスタッフに伝えたり、一緒に考えてもらったりもしています。

◆夏休みなどの長期休暇中は、子どもたちは朝から来るので、STも1日中、保育活動に参加しています。

◆放課後等デイサービスに、子どもが来るのは、基本的には学校が終わってからです。午前中の空き時間をうまく使うことが求められます。仕事を振られない限り、自分で仕事を作ることが多いです。

 

 

休日・長期休み中の流れ

 

A)

9:00    出勤、送迎(重症心身障害児のみ)

10:00   子ども来所、朝の会

11:00    集まり活動、設定保育など

12:00    昼食

13:30    片付け、午後の準備など

14:00    おでかけなど

15:30    帰りの準備、帰りの会

16:00    子ども引き渡し、送迎(重症心身障害児のみ)

    掃除、事務作業など

17:00    退勤

 

B)

8:30     出勤、送迎

10:00   子ども来所、朝の会

       活動①

11:30    昼食

             静養

14:00    活動②

15:45    帰りの会

16:00    送迎

     掃除、事務作業など

17:30    退勤

 

・Bの児童発達支援は祝日でもAMのみ。放デイは1日預かり。

・おでかけは、公園、博物館、プールなど様々です

・夏休みなどはAMから出かけて、13:00頃から施設で昼食をとることもあります

・時々、昼食づくりや外食をすることもあります

 

 

まとめとして

今回は放課後等デイサービスの一日を紹介してみました。

放課後等デイサービスには様々な形態があります。

上記は一例です。

私は、日々こんな感じで働いています。

 

何となくイメージがつかめましたでしょうか?

内容は施設によって異なります。

お子さんを通わせるときや自身が働きたいときなどの参考にしてみてくださいね。