言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

スポンサーリンク

発達検査で出た発達年齢を放課後等デイサービスでどう扱うか?

検査前後で気にすること

 

いろいろと気を遣う「発達検査」

保護者やスタッフの要望により、子どもに発達検査を行うことがあります。 検査自体は、毎回、緊張の連続です。 「子どもの注意を引かなくちゃ」と焦ったり 「この子、こんな反応をするんだ」と感動したり 「今、どの項目をやっているんだっけ?」と泣きそうになったり 「次の項目は・・・」と慌てたり・・・

私の脳はフル活動しています。検査は、保護者やスタッフが同席するケースもありますが、基本的には、子どもと私の1対1。忙しいなりに、じっくりと関わらせてもらっています。

 

検査後にもやることはいっぱい

検査後には、保育スタッフから「(検査は)どうでした?何歳くらいですか?」と聞かれます。みんな結果が知りたいのは当然です。

 しかし、結果(発達年齢)だけを伝えても「へー」で終わってしまいます。それでは、今後の支援につなげることができません。私はなるべく「全体的にみると〇歳くらいでした。ただ、認知面やコミュニケーション面などの項目ごとに凸凹があります。〇〇のようなことは得意ですが、□□のようなことは苦手だと思います。なので、△△のような働きかけや遊びをしてみると、子どものやる気も変わってくるかもしれません。」というような伝え方をするようにしています。

 さらに、支援者向けにまとめ直した検査結果を紙にして、保育スタッフに渡しています。せっかく、こちらの意見を伝えられる機会でもありますし。遊び場面やコミュニケーションの際の助言などを織り交ぜつつ。押し付けにならないように、さり気なく書くようにしています。専門職の意見は強くなりがちなので、いつも気を付けています。

  

201661投稿   以下追記

 

発達年齢の扱い方

「発達年齢」を活用していますか?

発達検査を受けると、発達年齢が出ます。この「発達年齢」をどのように使っていますか?

「検査報告書には記載されているけれど・・・実際、どう見ればよいの?」と感じている人は多いと思います。また、この「発達年齢」を好まない人も、意外と多くいます。「発達年齢が出ると、支援者がそれに引っ張られる」という意見が多いようです。

特に、検査結果の報告書などで発達年齢が書かれただけのものを渡されても「で?どうすればいいの?」となるケースが多いです。

 

ひとつの基準としての「発達年齢」

例えば、ことばは出ているけれど上手く喋ることが難しい子であれば 「今回、ことばの発達年齢は3歳でした。この年齢だと昨日明日のような時間の感覚はまだ曖昧です。喋っている内容に、自分の願望が入ってしまうことも多い頃です。

そのくらいの年齢の子に、無理やり正しく言い直しさせてもペラペラ喋るようになるとは言えません」という説明ができます。

「定型発達の生活年齢ならば、〇〇ができる頃」と説明することができます。定型発達に寄せる支援ではなく、基準を作って説明してそこから支援を組み立てていくやり方です。

 

少し説明を添えることで、子どもが喋る度に、ことばを教え込まれるという悲劇は減ると考えられます。検査結果をどう活用するか?大切なのことです。

 

2018年8月2日投稿

 

あわせて読みたい

www.hana-mode.com