言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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食事介助の疑問(保育職からの質問①)

保育スタッフからよく質問されることに関する話し

(食事介助について)保育スタッフからよく聞かれる質問です。

①なぜ「口を閉じて」食べるよう促すのか?

②なぜ、スプーンにたくさん盛ってはいけないのか?

③食べやすいように「みじん切り(極刻み)」にすればいいんじゃない?

 

 

 

① なぜ「口を閉じて」食べるよう促すのか?

→「ムセや誤嚥のリスクを下げるため」です。

食事の時に「口を閉じて食べる」ように助言されたことがあるかもしれません。なぜ口を閉じるのかというと、口に入れた食物をしっかりと喉の奥に送るためです。私たちは無意識的に口を閉じて食事をしています。これには理由があります。それが下記の2点です。

 

a)口を閉じることで、口腔内の圧を下げて一気に食物を喉の奥に送り込んでいる

b)私たちは、食べる時に、舌の先が上の歯の後ろに付いている。その状態で舌を使って食物を喉の奥へ送り込んでいる。 口を閉じて食べることで、ムセずに飲み込むことが出来ているといえます。もちろん、マナーの観点からみても口を閉じることは大切です。

 

 

 

② なぜ、スプーンにたくさん盛ってはいけないのか?

→「一度にたくさんの食物を口に入れると、処理し切れなくなるから」 私たちは、口の中に食物が入ってくると舌を使って食物と唾液を混ぜながら食塊を作っています。

舌の動きが十分に育っていない等、まとめる力が不十分である場合、1回で処理できる量も少なくなってきます。そのため、子どもによってスプーンの大きさや形状が異なっています。介助しやいからという理由でカレースプーンに山盛りにして食べさせるという介助は、子どものための介助ではなく、介助者のための介助です。

 

 

③ 食べやすいように「みじん切り(極刻み)」にすればいいんじゃない?

→「細か過ぎても余計に飲み込みにくくなることがあるから」 学校や施設によっては、極刻みで食事を提供しているところもあります。子どもによってはそれが食べやすいケースもあります。

しかし、みじん切りにしてしまうと口の中で食物がバラバラになってしまい、欠片が気道に入ってしまいムセる可能性が高くなります。口の中で食物をまとめる力が弱い子であればなおさらです。

メニューによっては、みじん切りにするしかないものもあると思います。そういう場合には、アンをかけたり、マヨネーズを混ぜたりして、まとまりを良くしてから提供するとよいです。刻む場合でも、その食材は煮るなどして軟らかくしてから加工するとなおよいです。

 

 

 

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