食べること(食事・摂食嚥下)の用語説明
分かりにくい専門用語を簡単に解説していきます。
食塊 / しょっかい
【名詞】
食べ物が口の中でひと塊になったもの。
食べ物を処理するためには「噛む」だけでなく舌を使って噛んだ食べ物をまとめる作業が必要となります。
舌を使って食べ物と唾液を混ぜる。そして塊を作るのです。
上手に食べられない子に対して噛む練習だけ行っても、食物がバラバラに細かくなって口から零れ落ちるだけです。
「噛むこと」「食塊を作ること」の2つが必要なのです。
使い方
「食塊形成が苦手だね」
⇒ 意味:舌を使って食べ物をひと塊にする力がまだ身についていないね。
使われる分野
摂食嚥下(せっしょく えんげ)、リハビリなどの分野で使われます。
使うことが多い職種は、歯科医師、栄養士、言語聴覚士などです。
ちなみに・・・
「食事介助」のことを略して「食介(しょっかい)」と呼ぶことがあります。
ちょっと紛らわしいですが覚えておくとよいです。
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