自宅待機&在宅勤務がはじまってから、1週間が過ぎました。
世間的には、感染が落ち着く兆しはまだ見えず・・・。
私自身、書きものや調べものがたくさんできることは、うれしいのですが、だんだん気が滅入ってきました。家から出ない日が増えてきたからでしょうか。
今回は、この状況で大人が子どもに何をしてあげられるか?という話しを、あるコラムを通して考えていきたいと思います。
それとともに、スタッフに対して何ができるのか?という話しもあわせて。
子どもたちに何ができるか?
大人のストレスは子どもに影響します
新型コロナウイルス対策による、学校休校、自宅待機などで、家から出られない日が続いています。
障害のない子でさえ、やることがなく、ストレスを抱えています。
障害を持っている子ならなおさらです。
いつもの流れと違う。
終わりが見えない。
何だこれ?
崩れる。
現在、様々なところで、子どもたちへの支援が行われています。
障害を持った子に対しては、特別支援学校と放課後等デイサービスの先生たちが頑張っているものの、支援は限られたものとなっています。
様々なところで、「何ができるか?」「どう動こうか?」と探っている状態です。
子どもたちにしてあげられることはないか?
私たち療育者の間で、話題になっているコラムがあります。
太田美由紀さんの『新型コロナで休校中の子どもたちに、いま大人ができること』です。言われてみれば当たり前だけれど、頭から抜け落ちている大切なことだな、と感じました。
内容はというと・・・
現在、急行で学校に通えていない、障害を持った子どもの親に向けたはなしです。
普段であれば、学校や療育の先生たちから「(要求したいなら)ことばで言いなさい」と言われているでしょうし、親御さんはそれに応じてくださっていると思います。
しかし、今回のコロナウイルスようなケースでは、それはちょっと置いておきましょう。
「用があるならちゃんと言いなさい」
「何もしないから肩が痛いんでしょ!」
ではなく、親御さんの方から
「疲れちゃった?」
「どうしたの?」
と声をかけて肩をさすってあげてください。
大人のイライラは子どもに影響します。太田さんは、親御さんもストレスを抱え込まないように警告しています。
今回の新型コロナウイルスの状況や情報は大人だけで完結させない。
・その子にわかる範囲できちんと伝えること
・自分たちは何ができるのか一緒に考えること
が大切。
「だから我慢しなさい」
ではなくて、
じゃあ
「洗濯をたたむのを手伝って」
「一緒にご飯を作る?」
というように、子どもに役割を与えてあげることが大切です。
どんな些細なことでもよいので、家族の一員として頼りにしてあげてください。
・・・・・
ぜひ、読んでください。
大人に何ができるか?
在宅勤務のスタッフ同士つながるべし
子どもたちへは、様々な角度からのサポートがあります。
抜け落ちがちなのが大人に対するサポートです。
ここでいう大人とは、放課後等デイサービスで働く支援者のことです。
このコロナ騒動中も、全国の放課後等デイサービスで感染リスクもあるなか、子どもを預かってくれています。本当に頭が下がります。
一方で、働きたくても働けない「自宅待機」組や「在宅勤務」組がいます。
私も自宅組です。
自宅待機・在宅勤務も、はじめはよかったのですが、徐々に気が滅入ってきます。
・勤務続行組への申し訳なさ
・自分は何をやっているんだろうという感じ
・取り残された感じ
同じ自宅待機・在宅勤務組の人に聞いても、同じようなことを言っていました。
取り組みとして
いまは、自宅待機・在宅勤務組で勉強会を開いています。
実際に合うわけにはいかないので、メールでのやり取りです。
みんなから質問を募って、私が答える。
私が分からないものは他のスタッフに答えてもらう。
なるべく「いまさら聞けない、疑問・質問」を中心に
・障害児保育
・障害の基礎知識
・放課後等デイサービス
・食事介助
などをテーマに進めています。
一番の目的は、他者とのつながりを途切らせないようにすること。
在宅でひとりぼっちになると、社会とのつながりが切れたような気がして気が滅入るからです。
今回の企画、まだ始めたばかりです。これが吉と出るか凶と出るか。方向修正しながら進めていきたいと考えています。
参考資料
厚生労働省HP
新型コロナウイルス感染症防止のための小学校等の臨時休業に関連した放課後等デイサービスに係るQ&Aについて(4 月 13 日版)
前回の話し