言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

スポンサーリンク

新型コロナウイルスと学童&放課後等デイサービス①「学校が休校に」

新型コロナウイルス対策として全国学校が休校に

首相 「全国の学校を休校にします」
みんな「休みの間、家にいられない子はどうすれば・・・?」
首相 「学童はやってもらいます」
みんな「(1カ所にみんな集まるだ。何も変わらないんじゃ・・・)」
首相 「心配しないでいいよ。学童保育のスタッフが足りないと思ってるでしょ」
みんな「・・・はい」
首相 「学校の先生も学童で働いていいよ!」
みんな「・・・」

みんな「特別支援学校はどうすれば・・・」
首相 「放デイとかあるじゃん」
みんな「・・・」

 

小学校教師、学童保育の支援可能に 人手不足で政府方針
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国の多くの小学校が臨時休校になることを受けて、文部科学省は28日、小学校教師が学童保育(放課後児童クラブ)の支援にあたれるとの見解を示した。教育委員会が教師に職務命令を出すことで、人手不足が見込まれる学童保育で、教師の身分のまま支援にあたれるという。

小学校教師、学童保育の支援可能に 人手不足で政府方針(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

突如、国から学校休校の通達がありました。その後、各地域で柔軟に対応しろとか、教師も学童で支援が行えるとか、追加でいろいろな方針が出てきました。教育現場や家庭は大混乱です。

今回の全校一律休校は、特別支援学校も含まれています。障害のない子たちもこんな感じなのに、障害がある子たちはもっと大変です。国は「柔軟に」とは言うけれど状況は普段と違ってくるわけです。そのためスケジュールの違いに不安を感じ、混乱してしまう子もたくさんいます。(健常の子以上に)ひとりで家に置いておけない子がたくさんいます。問題は山積みです。では、特別支援学校は、今回の件をどう対処しているのでしょうか?

 

学童と放デイは同じ?

その前に。学童保育と放課後等デイサービスの違いをおさらいしましょう。それぞれの対象となる子は、基本的には下記の通りです。

■学童保育
・小学校に通う子(小3まで)
・障害を持った子もOK
■放課後等デイサービス 
・学齢期の児童生徒が対象
・障害を持った子
・特別支援学校だけではなく支援学級に通う子もOK

のところが多いです(すべてがこの通りではありません!)。学童保育に通う「障害を持った子」はグレーゾーンの子が多いイメージですが、実際には肢体不自由の子でも通っている子はいます。 

学童保育(放課後児童クラブ)とは

共働き家庭など留守家庭のおおむね10歳未満の児童に対して,児童館や学校の余裕教室,公民館などで,放課後に適切な遊び,生活の場を与えて,その健全育成を図る
(平成9年の児童福祉法改正により法定化〈児童福祉法第6条の3第2項〉)

 引用元

施策関連資料(放課後子供教室と放課後児童クラブの連携)
放課後児童クラブと放課後子ども教室について

  

支援校の対応は市町村によって異なる

関東圏内だけを見ても

・(必要な子は)午前中だけ学校にいてもOK
・ 放課後等デイサービスに頼んでね
・ 当面は学校開いてるよ
・ いやいや、全校休校です

と様々です。関東県内でも地域差はありますし、実際まだ始まっていないので何とも言えないところです(投稿日現在2020/03/01)。

  

 

今回の放課後等デイサービスの役割とは

 今回、国から以下のような通知が来ています。

感染の予防に留意した上で、
・原則として開所
・開所時間については可能な限り長時間
となっています。


●新型コロナウイルス感染症防止のための学校の臨時休業に関連しての放課後等デイサービス事業所等の対応について
●新型コロナウイルス感染症防止のための学校の臨時休業に関連しての放課後等デイサービス事業所等の対応について(その2)
●新型コロナウイルス感染症防止のための学校の臨時休業に関連しての
放課後等デイサービス事業所等の対応について(その3)


 

極めて重要な時期とは誰にとって?

感染拡大を防止するために1~2週間が「極めて重要な時期」とされています。その間、学童や放課後等デイサービスには多くの子どもが集中して集まると考えられます。子ども同士で感染しなかったとしても、支援者から感染するケースも考える必要はあります。

支援者は、事業所の近所から通っていると限りません。実際には長い時間、電車を乗り継いで通勤している人もたくさんいます。支援者が媒介者となることは大いに考えられます。

どちらを優先すればよいのか、どうバランスをとっていけばよいのか。課題が残ったまま進めていかなければなりません。

 

 

シワ寄せなのか?チャンスなのか?

こんな時だからこと「子どもたちが安心して過ごせるような場を提供する」。放課後等デイサービスの使命だと思います。
普段、国や学校のなかには、放課後等デイサービスを学校のことを「おまけ」程度にしか考えていない人もいます。手のひらを返したかのように放課後等デイサービスまかせにされるのは正直言って複雑な気持ちです。しかし、現状では放課後等デイサービスが一番自由に動ける立場なのかなとは感じています。今回のことで放課後等デイサービスの立場が見直されるのを願っています。