新版K式をやるけれど「不安だ」と思う人へ捧ぐ本
ネット上には様々な情報が行き交っています。
発達検査に関しても同じです。
しかし、検査を行う人がネットで情報を探しても出てくるのは求めているものではないのです。
・検査キッドの通販
・検査の研修会の情報
・検査結果をネットにあげている人
そんなのばかり。
やり方によっては有益な情報になりえます。
しかし、いま求めているのはそれじゃない!
検査をうまくやるための情報なんだ!
ここでは、経験が浅かったり、一人職場だったりするために「検査をうまくやる」「上手にまとめる」ために必要な情報が書かれた本を紹介します。
新版K式発達検査の本の紹介
今回は、発達検査の本を紹介します。
マニュアルではなく結果をどう読み取るかの指南書?です。
ここで紹介するのは『新版k式2001』のみです。
これらの本を読むことで数値の味方や結果の読み取り方が深まります。
① 新版K式発達検査法2001年版 標準化資料と実施法
⇒おすすめ度 ★★★★★
検査教本の強化版とでもいうべき本です。
黄色いオリジナルの教本に比べて、検査の実施方法が詳しく書かれています。
教本代わりにも活用できます。
少し値段が高いですが、余裕があればぜひ。
② 新版K式発達検査法2001年版(発達のアセスメントと支援)
⇒おすすめ度 ★★★☆☆
すべてではありませんが検査課題に対する考え方や実例が書かれている本です。
③ 新版K式発達検査にもとづく発達研究の方法 操作的定義による発達測定
これも検査課題の目的などが書かれている本です。
ただ、情報が古いです。
改訂版が出ればそれも読んでみたいです。
④ 発達相談と援助 新版K式発達検査2001を用いた心理臨床
⇒おすすめ度 ★★★☆☆
検査の流れや、子どもの捉え方などが全体的に書かれている本です。
他の6冊と比較すると少し物足りない感じです。
実際に検査を行わない人が読むのがよいと思います。
⑤ 新版K式発達検査反応実例集
⇒おすすめ度 ★★★☆☆
タイトルの通り、検査時の子どもの反応の仕方からどう捉えるかが書かれています。
実際に検査をする人や検査をまとめる人向けの本です。
⑥ 発達相談と新版K式検査
⇒おすすめ度 ★★★★★
検査結果の読み取り方が分かりやすい本です。
「ブラインドアナリシス」と称してベテラン2人が検査結果だけをみて「どんな子なのか?」という評価・所見を述べるコーナーが面白いです。
対談形式なのですが、途中、おかしな雰囲気になる箇所があり、こっちがハラハラしてしまいました。
読み物としてもおすすめです。
まとめとして
今回は新版K式発達検査の本を紹介しました。
上記の本、すべてに「納得!」とはなりませんが、検査を実施するときや報告書を作るときに活用できます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。