言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

言語聴覚士おすすめの専門書。発達・支援に関するものを紹介します!

言語聴覚士がおすすめする専門書

一人職場で働いていると、誰にも相談することができません。そのため、外部研修で他の専門家の先生方と交流するか、本を読むかしか、知識を蓄える場所がありません。

今回は、私が毎週のように買い込んで読んでいた本の中からおすすめのものを紹介します。新人言語聴覚士(ST)だけではなく、保育職の方も是非読んでみてください。

 

 

 

発達・支援に関する本 

①そうだったのか!発達障害の世界

おすすめ度 ★★★★☆

 障害を持っている子は悪気があって「問題行動」を起こしているのではない。当たり前のことですが、それを再確認できる本です。読みやすい本です。

そうだったのか!発達障害の世界

石川道子 中央法規出版 2015年07月
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②家庭でできる生活・学習課題

おすすめ度 ★★★★☆

 障害を持った子に何をしてあげられる?事例を通して学習課題がたくさん書かれています。

家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46

井上雅彦(心理学) 学研プラス 2008年10月
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③感覚運動あそび40選

おすすめ度 ★★★☆☆

障害を持つ子への遊びの提供。難しい問題ですが、そのヒントになれば。

子どもが喜ぶ感覚運動あそび40選新装版

斎藤秀元 福村出版 2006年06月
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④子どもの発達と描画

おすすめ度 ★★★★☆

STは文字や数の指導をすることがあります。そのため、いくらか知識はあるはずです。しかし「絵」のことはほとんどしりません。放課後等デイサービスでは子どもと一緒に絵を描く機会もあります。ここで描画を押さえておくのも手です。

子どもの発達と描画

板井理 かもがわ出版 2008年07月
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⑤障害のある子を支える 児童発達支援実践事例集 

おすすめ度 ★★★★☆

一気に読むというよりは、自分が興味を持っている個所や必要に迫られているところを参考書的に読むとよい本です。参考になります。

障害のある子を支える児童発達支援等実践事例集

一般社団法人全国児童発達支援協議会 中央法規出版 2017年11月21日頃
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障害のある子を支える放課後等デイサービス実践事例集

一般社団法人全国児童発達支援協議会 中央法規出版 2017年09月01日頃
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⑥障害の重い子どもの指導Q&A

おすすめ度 ★★★★☆

肢体不自由の子の学習はどのようなものか?その道のエキスパートたちが書いた特別支援の入門書です。

障害の重い子どもの指導Q&A

全国特別支援学校肢体不自由教育校長会/下山直人 ジアース教育新社 2011年11月
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⑦障害の重い子どもの発達診断 基本と応用 

おすすめ度 ★★★★☆

アセスメントの大切さが書かれています。著者は保育寄りの考えなのか専門職が抜け落ちがちな視点などをよく書いている方です。少し難しいですが、読んでみると面白いです。

障害の重い子どもの発達診断

白石正久 クリエイツかもがわ 2016年08月17日頃
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⑧発達支援学:その理論と実践 育ちが気になる子の子育て支援体系

おすすめ度 ★★★★☆

分理論的な基盤や具体的な療育方法の例、法制度などが書かれた本です。分厚く値段も高い本ですが、読んでみる価値ありです。

発達支援学:その理論と実践

全国児童発達支援協議会/加藤正仁 協同医書出版社 2011年06月
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⑨発達障害のある子が楽しめるあんしんあそび

おすすめ度 ★★★★★

遊びの辞書代わりに使える本です。見やすくておすすめです。

発達障害のある子が楽しめるあんしんあそび

木村常雄/佐々木正美 すばる舎 2011年03月
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⑩ワーキングメモリを活かす効果的な学習支援

おすすめ度 ★★★★☆

小児分野、特に放課後等デイサービスでは「記憶」に対する支援が抜け落ちがちです。特にワーキングメモリは弱い子が多くいます。復習の意味も込めて読んでみるとよい本です。

ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援

湯澤正通/湯澤美紀 学研プラス 2017年06月27日頃
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発達と運動の高次化理論

①障害児の発達臨床Ⅰ ②障害児の発達臨床Ⅱ

おすすめ度 ★★★★★

「感覚と運動の高次化理論」の教本というべき本です。新人STで放課後等デイサービスに勤務したけれど、どの理論を使ったらよいのか分からない!という方におすすめです。繰り返し読んで理解を深めることをお勧めします。

障害児の発達臨床(1)

宇佐川浩 学苑社 2007年06月
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障害児の発達臨床(2)

宇佐川浩 学苑社 2007年06月
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②発達支援実践講座 実践家(教師・保育者・支援者)へのメッセージ

おすすめ度 ★★★★★

発達支援における遊びの大切さが書かれています。一歩下がって、今自分にできることは何か?それを考えるきっかけになれば、と思います。

発達支援実践講座

木村順 学苑社 2015年07月
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③発達方程式 発達支援実践塾 

おすすめ度 ★★★★☆

感覚と運動の高次化理論や感覚統合がベースになった、実践化のための本です。難解な本ではなく分かりやすく書かれています。普段、何も考えずに行っているアプローチを考え直すきっかけに。

発達支援実践塾

木村順/川上康則 学苑社 2014年03月20日頃
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 ④感覚と運動の高次化理論から見た発達支援の展開

NEW!
感覚と運動の高次化理論のテキスト、新刊が出ました!テキスト的な位置づけのものは宇佐川浩先生が書かれていたものだけでしたが、時代の変化に合わせたものとなっています。大きいサイズの本で見やすくなっています!おすすめです。 

感覚と運動の高次化理論からみた発達支援の展開

池畑美恵子 学苑社 2020年07月15日頃
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「放課後等デイサービス」に関する書籍3冊

はじめて放課後等デイサービスに携わる保育職の人にとって、役に立つ本です。PT、OT、STが読んでも、実際の放課後等デイサービスの障害児保育についてイメージしやすくなると思います。

 

  

①放課後等デイサービスハンドブック

放課後等デイサービスの現状、課題など、法律も含めて、分かりやすく書いてあります。放課後等デイサービスについて書かれている本は、現在でも少ないです。

 

 

②障害児保育ワークブック

障害児保育の事例や、個別支援計画のワークシートなど、イラスト満載で書かれています。本当にはじめての人には、イメージが持ちやすい本です。

 

③障害のある子を支える放課後等デイサービス実践事例集

上記のワークブックよりも療育的な内容で書かれています。​この本も読み込めば、さらに放課後等デイサービスへのイメージが持ちやすくなります。書かれている事例は、障害が「重くない子」の子のものが多いです。

 

 

「障害受容」と「保護者支援」の本

 

障害を持った子どもと関わっていると、度々耳にすることばです。支援目標に「障害受容」が入ることがあるかもしれません。本当にケースバイケースなので「絶対、入れるな」とは言い切れません。しかし、もう一歩踏み込んで考えてみる必要があります。

 

私たち支援者は、第三者だから、目の前にいる子のことを丸ごと受け入れることが出来ます。しかし、親御さんが自分の子が障害を持っていることを、全て受け入れられるのでしょうか?親だからこそ受け入れられないこともあるのではないでしょうか。

 

支援を仕事にしていると、保護者にまで自分と同じ視点を求めてしまいそうになることもあります。そんな時は「親の立場」から子どものことを考えてみると、別のものが見えてきます。

 

 

『発達障害の子どもと親の心が軽くなる本「心の声」を聴いてみよう!』

前川あさ美

わかりやすい保護者支援の本です。ペアレントトレーニングの本はたくさんあります。しかし、保護者の気持ちを軸に書いた本はなかなかありません。保護者の方にもオススメです。

 

Q&Aで考える保護者支援発達障害の子どもの育ちを応援したいすべての人に』

中川信子

2018420日に発行された、STの中川信子先生の本です。子どもの味方であると同時に保護者の味方であるべし。という考え方が基本になっている本です。 「こんな保護者の方から相談を受けたら、どのようにたいおうすればよいのか?」STとして、どのような立ち位置にいるとよいのか、ということが分かりやすく書かれています。STだけでなく、保育職の方が読んでも面白いと思います。​

 

 

その他の本

学童保育に作業療法士がやって来た 困った行動には理由がある作業療法士の視点に学ぶ発達

本の紹介です。 小児の分野では、まだまだ認知度の低いコメディカル(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)。この本には、作業療法士が学童保育に来たことが書かれています。

『学童保育に作業療法士がやって来た 困った行動には理由がある作業療法士の視点に学ぶ発達』 (そこが知りたい学童保育ブックレットシリーズ) [ 糸山智栄]

 

学童保育に専門職が来ると、保育スタッフにどんな変化があるのか? この本の内容を一言で言うと

 

「視点の違いに驚いた」

 

本書では、言語聴覚士ではなく、作業療法士が取り扱われていますが、同じことが言えると思います。そして、学童保育と専門職がテーマになっている本は珍しい。ただし、本の舞台は「学童保育」です。グレーゾーンの子も通っている学童のようですが。

 

放課後等デイサービスと、まったく同じだとは言えませんが、保育職から見た専門職とは?が少しだけ分かります。

 

シリーズもののようです。次回、言語聴覚士編が出るのを楽しみにしています。