言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできること、役割を探っていくブログです

「自分は仕事ができる人間です」アピールへの対処方【障害児施設編】

「自分は仕事ができます」アピールをする人に出会ったら

社会人はいろんなタイプの人がいます。

・周囲の人を助けつつ真面目に仕事に取り組む人

・自分の仕事しかやらない人

・関係ない仕事ばかりやっている人

人に迷惑をかけないことは大前提ですが・・・。

なかでも困ってしまうのが「自分は仕事ができます」アピールをする人です。

これはどんな業種にもいます。

今回は福祉業界、特に障害児施設でこんな人に出会ったらどうすればよいのか?という対応法を説明します。

もしも、自分がこんな感じだったらどうすればよいのか?というはなしも併せてしたいと思います。

 

 

障害児施設での「仕事ができます」アピールとは?

障害児の施設のような子どもに関わる職種にだってこういう人はいます。

 

障害児の施設だと・・・

・自分は子どもに好かれていますよ
・この子のことは私が一番よく知っていますよ
・自分はいっぱい仕事を抱えていますよ

 

こんなアピールをする人の特徴で困るのが他の人に仕事を振らないということ。

障害児施設での仕事とは子どもと関わること。

これを奪われてしまうと・・・。

子どもと接する機会が減ってしまうと新人や後輩がなかなか育っていかないのです。

 

 

そんなアピールをされても困る

それを見習うわけにもいかないですし・・・。

そんなアピールをするくらいなら後輩育成に活かしてもらえるとありがたい。

職場にとっても新人にとっても有意義なものとなります。

 

新人が子どもと仲良くなるためのコツを教える

早く職場のルールや業務に慣れるためのコツを教える

 

仕事を抱えすぎているのは逆に「わたしは仕事ができない」アピールになっています。

本人はそれに気づいていないのです。

 

 

「仕事ができます」アピールにもいくつかタイプがある

アピールしてくる人にもタイプがあります。

・本当に仕事ができるタイプ
・実はあまり仕事ができないタイプ

それぞれを見ていきましょう。

 

本当に仕事ができるタイプ

自分の仕事はテキパキと要領よく進めて、他人より量をこなすタイプです。

福祉業界にも時々います。

仕事をたくさんやってくれるのは施設にとっても必要な人材です。

自分が仕事をできることを強調してくる人。

たいていの場合、その人が仕事ができることはみんなが知っています。

それでもアピールしてくるのがこのタイプです。

行き過ぎるとこんなことも起こります。

・完璧さを他人にも求める
 ⇒ 自分と同じくらいの完成度を他人に対しても求める

・仕事を抱える
  ⇒ 他の人に仕事を分けない

 

対応ポイント!

仕事のコツを教えてもらう

⇒ 教えてもらうことで相手の自尊心を満たしつつ自分の知識もつける。

これがお互いにメリットがあるかかわり方です。

必要以上に指摘すると反発されます。

 

 

実はあまり仕事ができないタイプ

逆のタイプもいます。

仕事はできないけれど「できる人間だ」と思われたい人たちです。

 

・大きなことばかり言う人
 ⇒ 自分の出来ることを”盛る”人。少ししかできないのにできると言う。

・人を貶めることを言う
 ⇒ 自分ができない分、他人の評価を下げるようなことを言う。

 

このタイプの人が他人の悪口を言い始めると、周囲の雰囲気が悪くなります。

主導権を握りたがることが多いです。

しかし、手際が悪く、自分の仕事は片付かずにアタフタしていることがあります。

 

対応ポイント!

仕事できるアピールはそのまま受け取らない

⇒ その人の話は聞いておく。聞き流したりせずに「あなたのことを理解していますよ」という態度を取っておくとよいです。しかし、話半分で聞いておくとよいです。

※相手が異性の場合、誤解されることがあるかもしれません。それには注意が必要です。その場合は関わらない方が無難です。

 

他人の悪口は流す
⇒ 人の悪口ばかり言っている人

悪口に同調していると「あなたも悪口を言っていた」と言われる日が来ます。

それを避けるためにも流しておくことが大切です。

 

 

自分に心当たりがあるとき

「仕事ができます」というアピールを自分がしている、心当たりがある、という人もいるかもしれません。

そんなときはちょっと立ち止まって考えてみるとよいです。

 

本当にできる人

周りの人たちは「あなたが仕事ができる」ことをちゃんと理解しています。

それを自分からアピールするから嫌がられるのです。

仕事ができる人はアピールをしなくても大丈夫です。

 

 

それほどできない人

自慢やアピールは止めましょう。

他人の足を引っ張って自分が優位になろうとしているかもしれません。

同じ職場のスタッフに当たっていては、その人がうまく仕事ができなくなります。

その人が働けない分、しわ寄せは自分に回ってきます。

自分で自分の首を絞める。

自分が働きにくくなるだけです。

そんなエネルギーがあるのならば、自分の持っている能力をあげることに使った方がよっぽど有意義なはずです。

目先の「スッキリ」に騙されないで!

 

 

アピールが必要な場面もある

必ずしもアピールが悪いというわけではありません。

いまの職場で誰もできないことができる

そんな場合はアピールも必要です。

○ こんな仕事ができます

✕ 自分は仕事ができます

 

自分の優位さをアピールするのではなくて、みなさんの役に立てるかもしれませんよというアピールは大切です。

自分しかできないことが職場にとって必要かそうでないかを判断するのは実際にその仕事をやってみてからです。

それで断られても、たまたまタイミングが合わなくてあなたの力が発揮できなかっただけと捉えましょう。

不必要というわけではありません!

 

 

まとめとして

今回は「自分は仕事ができる人間です」アピールをする人ってなんだか嫌だね、というはなしをしました。

どのような業種にもこんな人はいます。

障害児の施設にだっています。

その場合、巡り巡って迷惑をこうむるのは子どもたちなのです。

 

アピール大好きな人に振り回されないようにしましょう。

自分の気持ちを押し潰してまでその人のアピールを尊重することなんてありません。

気持ちよく働けるといいですよね。

よかったら参考にしてみてくださいね。