障害児関連の記念日まとめ
記念日と聞くと何を思い浮かべますか?
誕生日?祝日?
実は障害児に関することにも記念日があります。
・ダウン症
・自閉症
・脳性麻痺
・医師や歯科医師、看護師
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
などなど。
今回は「障害児」とその「支援者」たちの記念日を紹介します。
記念日ってどういうこと?
記念日というと誤解を招くかもしれません。
実際は、その障害や疾患のことを知ってもらうための啓発(けいはつ)の日という位置づけです。
啓発とは特定のことを知らない人に対して知ってもらうことです。
私たち支援者は、毎日、障害を持った子と関わっています。
だからこそ、障害に対して理解があります。
しかし、関わることがない人たちは、普段生活しているだけでは障害や疾患のことは何も分かりません。
障害や疾患を知ることは偏見がなくなることにつながります。
これらの記念日・啓発の日には様々なイベントや活動が行われています。
イベントでは有名な先生の公演が行われることもあります。
親御さんや支援者なら覚えておいて損はありません。
障害や疾患の記念日
障害児通所施設でよく出会う障害や疾患にも記念日(啓発日)があります。
肢体不自由
肢体不自由児愛護の日 11月10日
日本肢体不自由児協会では、毎年11月10日から12月10日を「手足の不自由な子どもを育てる運動」期間としています。
そこでは「友情の絵はがき・愛の絵はがき」「ゆーむとあーむのクリアファイル」「ゆーむとあーむの2WAYフォルダー」などを販売するなどしてて寄付金の募集活動を行っています。
自閉症
世界自閉症啓発デー 4月2日
毎年4月2日は、平成19年に国連が制定した「世界自閉症啓発デー」です。
日本では、4月2日~8日は発達障害啓発週間としています。
ダウン症
世界ダウン症の日 3月21日
2011年国連制定
2012年3月21日から毎年、「世界ダウン症の日」
脳性麻痺
世界脳性まひの日 10月6日
世界脳性まひの日は、豪州の当事者団体が中心となり提唱。脳性まひを知ってもらう日として世界75カ国に広がっている。
専門職の記念日
ここでは障害を持つ子どもに関わる専門家の記念日を紹介します。
主に通所施設での専門家を想定しています。
理学療法士
理学療法の日 7月17日
日本理学療法士協会が結成された日(1966年7月17日)
理学療法の日は、理学療法士についてより多くの方に知っていただくことで、
皆さんの健康にもっと貢献したい、そのような願いでもって定められた日です。
作業療法士
作業療法の日 9月25日
日本作業療法士協会が設立された日(1966年9月25日)
言語聴覚士
言語聴覚の日 9月1日
日本言語聴覚士協会が決定(2020年9月1日)
日本言語聴覚士協会では、毎年9月1日を言語聴覚の日とし、各地でイベントを開催しています。特に毎年2箇所、協会と都道府県士会の共催でより大きなイベントの開催をしています。
看護師
国際看護師の日 5月12日
国際看護師協会が制定(1965年)
フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで5月12日になった
「1日まちの保健室」「ふれあい看護体験」「看護の出前授業」など、若い方からお年寄りまでご参加いただける各県独自のイベントを、各地で開催します。
日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/home/event/simin/about/index.html
医師
いい医療の日 11月1日
日本医師会が制定。いい(11)医療(1)の語呂合わせ。
「いい医療の日」をきっかけとして
1 予防接種を受けましょう
2 健診・検診を受けましょう
3 医療機関を受診してみましょう
4 生活のスタイルを見直してみましょう
5 故郷のご両親と連絡を取りましょう
6 認知症について考えてみましょう
7 最期について考える機会を
+
かかりつけ医をもちましょう!!
歯科医師
歯科医師記念日 5月2日
日本歯科医師会が制定(1957年)。 1906年5月2日に「歯科医師法」が公布されたことが由来。
https://www.jda.or.jp/jda/about/memorial.html#:~:text=%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5%EF%BC%88%EF%BC%95,%E3%82%92%E8%A8%98%E5%BF%B5%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
まとめとして
今回は障害児に関わる記念日・啓発の日を紹介しました。
それぞれの記念日・啓発の日の前後1週間は「○○週間」として、様々なイベントを行っている団体が多いです。
ぜひ参加や情報収集をしてみてください。
これで障害や疾患、専門職の理解が深まります。
障害を持った子に関わる人は、ぜひ参考にしてみてください。
参照