言語聴覚士(ST)になりたい人へ②
現在の言語聴覚士の男女比はどうなっているのでしょうか?
言語聴覚士は女性が多いの?
このデータは、日本言語聴覚士協会に在籍している人だけのデータです。
そのため、実際の人数はもう少し変わってくると思います。
実際に働いている私の肌感覚的には、もう少し男性が多い印象です。
小児分野の言語聴覚士(ST)は男性でもいいの?
将来、STになりたいと考えている人の中に
「自分は男だからSTを目指すのは変かな?」
と思っている人もいると思います。
しかし、それだけの理由で諦めてしまうのはもったいないです。
「自分は男だからSTを目指すのは変かな?」
と思っている人もいると思います。
しかし、それだけの理由で諦めてしまうのはもったいないです。
確かに、以前はSTを目指すのは女性の方が多かったです。
しかし、最近は男性の数も増えています。
養成校の中には、男性の割合の方が多いクラスもあるようです。
臨床現場でも、小児分野のSTは女性ばかりだと思われがちですが、意外と男性のSTも多くいます。
「STは女性にぴったりの職業です」って本当?
一般的に、子どもと関わる際には「遊び」が大きな比重をしめます。子どもと一緒に、歌を歌うこともあります。すんなりと子どもに歌を歌ってあげられるのは、女性の方が多いイメージです。そういう意味では、子どもと関わる導入としては、女性の方が上手なことが多いです。
実際の現場で男性STが、子どもと遊ぶ場面になると、はじめは「ちょっと恥ずかしいな」と思ってしまうこともあります。しかし、やっているうちに段々と慣れてきます。むしろ、遊びに乗らなかったり歌のをためらっている方が恥ずかしい。子どもの心をつかめれば、その後の支援や検査、訓練などが格段にやりやすくなります。
また「女性の方がきめ細かい対応ができるのでSTに向いている」とよくネット上で言う人がいます。やっぱり、これも人によるのではないかな、と思います。男性でもきめ細かく子どもと接しているSTはいますし。その逆の方もいます。STを目指すのに、男も女も関係ないのだと思います。目指したかったら、周囲の目を気にせず頑張ってみるべきです。
男・女、どっちが向いているかで悩むよりも、
「なぜ小児のSTになりたいのか?」
「小児のSTになったらどうしたいのか?」
ということに頭を使った方が断然良いです。
投稿:2019.5.24
追加:2020.04.11
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