言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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障害を持った子の「好き」と「嫌い」

障害を持った子どもの「好き」「嫌い」は分かりづらい!そう感じている人も多いかと思います。それらは、どのように捉えればよいのでしょうか?
 
よく見ているもの=好き?
 こちらが何を言っても、どんな玩具を渡しても反応が薄い子がいます。特に肢体不自由で発達が初期段階の子に多いと思います。しかし、公園を散歩しているとき、上ばかり見上げている。何だろうと私も見てみると、木の隙間から差し込む光を見ていた。似たようなことを経験したことのある支援者もいるかと思います。
 
じやあ、その子は木洩れ陽が好きなんだ!
 
ちょっと、待ってください。確かに、子どもによっては好んで見ている子もいます。しかし、「よく見ている」=「好き」と言い切れるでしょうか? 受け入れられる刺激が光だけなのかもしれません。本当は、別に好きではないけれど、車椅子に乗っている刺激では、それしか見えないから見ているだけなのかもしれません。
 
 
「好き」「嫌い」にも発達ってある?
 発達初期の子や、生まれたばかりの子は、周囲からの刺激うまくを受け入れることができません。また、「快・不快」で物事を判断しているため、まずは「不快」で拒否を示します。 生まれたばかりの子は、反射で笑うこともありますが、生理的に不快なときに泣きます。
 
そこから、自分の身体を通して、様々な物や人と関わっていき、周囲の刺激を受け取って、理解していきます。いろいろなことが分かってくると、自分の「好き」にも気づいていきます。  今まで「嫌い」と「嫌いではない」という分け方だっのが、「嫌い」と「受け入れてもいい」へと拡がり、「嫌い」と「好き」の分け方ができるようになってくるのです。
 
障害を持った子でも、発達(特に認知発達)が進むと、「嫌い」が明確になってきます。「拒否」だけが強く現れる子がいるのは、そういうことも要因の1つだと考えられます。
 
 
思い込みではなく、1つの様子として捉える
 支援者側の思い込みで、子どもの嗜好が決めつけられているケースがあります。子どもに「好きなもの・こと」をしてあげたい気持ちは分かります。しかし、それでは、その子の嗜好や遊びなどが拡がりづらくなってしまいます。支援者も、考え方にゆとりを持つことが大切なのです。