言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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子どもに合った玩具や教具とは?

子どもの認知の発達によって、玩具の扱い方は変わってきます。パッと見、同じような発達段階にいるような子たちも、それぞれに「できること」「できないこと」、「得意なこと」「苦手なこと」があります。それらを把握したうえで、玩具の提供や介入の仕方を決める必要があります。

 

 

発達に合った玩具を選ぶとは?

同じ教材や玩具でも、子どもの認知発達の段階によって、扱い方が変わってきます。ひとりで玩具を使って遊ぶことが出来る子もいれば、目の前に玩具があっても見ているだけの子もいます。そういう場面では、支援者が遊びのお手伝いをします。しかし、「この教材や玩具なら、上手くスイッチを押さないといけない」と、支援者が頭を硬くしてしまうと、子どもはただ手を引っ張られるだけ、支援者が遊ぶのを見るだけ・・・となりかねません。そのため、子どもの、いま「できること」「できないこと」をおさえることが大切なのです。

発達的にみていくと、初期の段階の子は、目や耳と、身体を同時に使うことが難しいです。外から光や音が入ってくると、身体の動きを止めて、見ることや聞くことに意識を向けることがあります。これは「集中力がすごい!」と捉えるのではなく、「目や耳などの感覚を一つずつしか使えないんだ」と捉えることが大切です。中には、好きな刺激に集中しているというケースもありますが・・・。

 

 

発達が初期段階の子の感覚の受け取り方って?

肢体不自由がある発達初期のお子さんの場合、目や耳などの感覚器官をうまく使いこなせていないことがあります。外からの刺激が入ってきても、それに気付かなかったり、気づいたとしても「笑う」「動く」などの反応が大きくないために、支援者から見て読み取りづらい印象を受けます。また、音を聞いているときには動きが止まる、といった複数の感覚を同時に使うことが得意ではないことも多いです。

一般的に、シーツブランコのような「揺れ遊び」や手の曲げ伸ばしのような「感覚への刺激」は気づきやすいです。感覚遊びをしていて、子どもに笑顔が見られると、支援者は「刺激が強ければ強いほど楽しいだろう」と思って、さらに刺激を与えようとしてしまいがちです。

しかし、この頃の発達段階の子は、刺激が強すぎると何が起きたのかが分からなくなってしまいます。また、その時に子どもが笑顔だったとしても、情報を処理しきれず泣き出す、といった混乱してしまうケースもあります。逆に刺激が弱めの方が受け入れやすいです。

(『感覚と運動の高次化からみた子ども理解』第7章 P9192より)

 

 

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