言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

スポンサーリンク

放課後等デイサービスと重症心身障害児と言語聴覚士

重症心身障害児とは?

重症心身障害児(重心)と呼ばれる子どもたちがいます。重心の定義ははっきりとしていませんが、大島分類というものを使って判断することが多いです。下の図の1~4に当てはまる子が「重症心身障害児」です。 

 

  f:id:hana-mode:20191107143807p:plain

 

放課後等デイサービスと重症心身障害児

では、STは、重心の子とどのように関わっているのか?重心の子が関わってくるのは、病院や学校、発達支援センターなどの場所があります。それらの施設によっても、取り組みは異なります。もちろん、放課後等デイサービスにも重心の子が通っています。(「重症心身障害児の指定」を受けている施設のみ)

放課後等デイサービスは、学校が終わってからスタートするところで、遊びや、やり取りを通して発達を促していこう、という場所です。平日の活動は2、3時間ですが、 ・遊び ・設定保育 ・検査(必要なときのみ) ・訓練(オーダーがあった子のみ) ・おやつを食べる ・トイレ介助 ・連絡帳を書く など、様々な取り組みをしています。

 

 

どう介助をすれば遊ぶことができるか考える

遊びも、楽器遊びや小麦粉粘土、シーツブランコ、、ミラーボール、公園遊び、散歩、買い物、おやつを食べに行く、公共交通機関を使う、などなど。いろいろな種類があります。

どの遊びでも「すべての子が参加できる」ということが大前提です。筋緊張が強くて、玩具に視線を向けづらい子には、鏡を使って「見ること」のお手伝いをします。指は動くけれど、腕が持ち上がらない子には、肘を支えて操作しやすくします。

同じ「脳性麻痺」であっても、子どもによって動きや発達段階、性格はバラバラです。そこを見極めて、どうすれば遊びに参加できるのかを考えて提供することが、私たち支援者の仕事です。

ただ、何となく「楽しそうだから」という理由で、目的もなく「フルーツバスケットをしよう」とか「パズルでもすればいいんじゃない?」と遊びを設定することは・・・。たまには、アリなのかもしれませんが、毎回だと、子どもも、何だかんだ分からないうちに活動が終わっている、というふうになりかねません。

 

 

言語聴覚士が出来る助言とは?

私たちSTは、どのように、子どもたちやスタッフと関わっていけばよいのか?

・発達段階に合った遊びを提案する

・声かけなどの、スタッフの関わり方に助言をする

・環境を整える

・安全第一で

などが挙げられます。

 

 

どうすれば一緒に楽しめるのか?

「遊びは、たくさん盛り上げて、激しいものがいい」と考えているスタッフもいます。しかし、その時は、子どもも楽しんでいたとしても、繰り返し強い刺激を入れ続けると、興奮したり混乱したりしてしまうことがあります。

“適度な”刺激を提案するのも、大切です。保育自体は短時間ですが、みるべき箇所はたくさんあります。

注入や吸引などで、医療的ケアに時間がかかる子の場合は、遊びの時間が短くなります。その中で、どうすれば一緒に楽しい時間を過ごせるか、を考えることも、放課後等デイサービスならではの楽しみです。