言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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「遊びが拡がらない」「上手く遊べない」の原因とは?

重症心身障害児と遊び(何をやっても反応が薄い

「遊びが拡がらない」「上手く遊べない」保育の中でも、多くあげられる問題点です。

特に、発達が初期段階のお子さんの場合、支援者から働きかけをしていかないと、何も始まらず、時間だけが過ぎてしまいます。では、放課後等デイサービスでの遊び場面はどのようなことができるのか考えてみたいと思います。

 

 

何をやっても反応が薄い

支援者が矢継ぎ早に楽しそうに話しかけたり、バタバタ動き回ったりすれば笑う。しかし、どんな玩具を提示しても見ているだけ、というケースがあると思います。支援者は焦ってしまい、次から次に新しい玩具を出すけれど反応はない、ということもあります。 様々な原因が考えられると思います。放課後施設の遊び場面では、下記のようなものが反応の薄さの原因となっていることがあります。

 

玩具に注意を向けられていない

玩具に興味を持てていない

玩具が複雑すぎる

 

という要因が考えられます。上記のからは、放課後施設の遊び場面でよくみられるものです。

  

玩具に注意を向けられていない

 子どもの意識が他に向いていたり、視界に入っていない場合です。また、玩具の提示の仕方も、子どもが注意を向けられない要因となりえます。提示の仕方としては、なるべくそっと玩具を子どもの目の前に出してあげる方がよいです。発達初期の子ほど、突然パッと玩具を見せられても情報として受け取ることができないのです。

 

こんなケースも

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玩具に興味を持てていない

 子どもの意識が他に向いていて、そちらの方が魅力的、というケースです。

「やらされている」感じを敏感に察して拒否をしているということも考えられます。いきなりやらせる・遊ばせるというよりは、子どもの意識を玩具に向けて、さらに、その玩具の変化や楽しさを見て(感じて)もらってから遊びに入る、という形が理想です。

ちなみに、遊びの介助するときに、支援者が子どもの腕をガッと掴むと拒否が出ることがあります。その際、支援者は自分の「親指」を使わず、それ以外の指で子どもの腕を介助すると「やらされている」感じは軽減します。もちろん、支援者がどの指を使うかにかかわらず、突然触られれば嫌がる子は多くいます。

 

玩具が複雑すぎる

 子どもの発達段階によって「受け入れやすい感覚刺激」というものがあります。発達初期の子どもであれば、振動や光などの刺激が分かりやすいです。玩具によっては、光って音が出て震えて・・・といろんなアクションを起こすものがあります。

しかし、子どもは一度に2つ以上の感覚刺激を受け取ることは難しく、何を見ればよいのか迷ってしまいます。

まずは、音なら音だけ。光なら光だけ。単純な刺激で徐々に強くしたり、突然中止させたりしてその子の様子をみてください。刺激に変化や強弱を付けることも「気づき」を促すうえでは大切なことです。

気を付けなければならないのは、てんかんを持っている子です。強い光刺激を与えると発作を誘発することがあります。発作の場合も誘発する刺激量は個人で異なります。そのため、誘発しうる子に対して、光を繰り返し点灯させたものを見せない等の配慮が必要です。

 

玩具を選ぶときのポイントとは

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遊びの選択を

いまどの発達段階にいるのか、とは関係なく、その子が好きな刺激というものもあります。音楽が好きだったり光の変化が好きだったり。好きな刺激を受け取ると子どもは笑顔になります。しかし、笑顔だけが「楽しい」とも言い切れません。

本当に「楽しい」のはどういうときなのか?

先を見通した支援なのか?

玩具から子どもの「わかった!」「楽しい!」を導くことはできるはずです。

そのための遊びの選択をしていますか?

 

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投稿:2018.06.25
追記:2020.04.27