言語聴覚士は放課後等デイサービスで何ができる?

放課後等デイサービスで言語聴覚士(ST)としてできることを模索しています

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姿勢を変えれば発達を促せる!うまく遊べる姿勢を探そう!

認知発達は頭や心だけの問題ではない

 

発達には様々な領域があります。

「認知発達」や「身体発達」「対人関係」など。

子どもに苦手な部分があると、その苦手な部分にだけターゲットを絞って訓練・指導・アプローチをしてしまいがちです。

たとえば、すぐに気持ちが崩れてしまう子には「感覚過敏」「理解の苦手さ」などの問題が根底にある場合も少なくありません。

実際には、発達の領域それぞれが複雑に絡み合っていることが多いのです。

 

そんな「発達」を「身体」の面からみていきたと思います。

 

 

  

 

身体を通して自分に気づく

「身体」といっても、いろんな視点があります。

・感覚の過敏さや鈍さ

・運動

・姿勢

・不器用さ

などです。


自分の身体や動きに気づくということは「自己」に気づくといことです。

自己とは、自分自身への気づきのことです。

様々な分野で異なる使われ方をする語なので、分かりづらいと思います。【感覚と運動の高次化理論】では『身体があって心がある』ということが大前提にあります。
 
それでは、子どもと関わるときに、どのような点に注意してあげるとよいのでしょうか?

 

 

姿勢

遊びや活動の場面では刺激が受け取りやすい姿勢を作ってあげることが大切です。

特に、肢体不自由の子は、自分で姿勢を作ることが苦手です。座位が取れる子でも、自分の身体を支えるために手を使っていることがあります。そのため、興味があっても手は出せなくなります。

例えば、楽器遊びや感触遊びで子どもに手を出してもらいたいことがあると思います。

介助方法として、支援者が子どもの後ろから姿勢を保ちつつ手の介助(肘の介助)を行うことで、動きを出してあげられることがあります。

常同的に両腕を上に挙げて振っている子の場合にも、この介助法が有効であるケースが多いです。

ちなみに、操作の介助をする際、支援者が自分の親指で「ガッ」と子どもの腕を掴んでしまうと「やらされている感」が強くなるからか上手くいかないことがあります。

 

 

手の操作

遊びや活動の際に自分から手が出る子もいます。この段階の子は「取る」「引き寄せる」「触る」動きが主です。

方向性をつくる(つける)ことがまだ得意ではないですし、力の加減も難しいので、動きが一直線なことが多いです。玩具等を提示する際には配慮が必要です。また、手を使いながら対象物を見るという、動きながら感覚を使うことも苦手です。

まずは自分の身体に気付くことが大切
です。自分が今、何を触っているか?どんな風に手を伸ばしているか?様々な気付きによって、認知発達が育まれていきます。それらが自己の発達を後押ししていきます。

 

 

まとめとして

発達を促すうえで、身体に気づくことは欠かせません。

発達が初期段階の子は、自分と他人・物の区切れ目も曖昧です。

まずは、周りのものに気づく。そして、自分の動きに気づかせてあげる。

これがすべてのはじまりです。

「身体の自己像」がベースになって「心の自己像」が育っていくのです。

 

 

 

 

<参考文献>

 

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www.hana-mode.com

 

 

2019年 2月16日 更新
2020年 5月  5日 更新